2007.04.30 Monday
津々浦々、数珠つなぎ。
大型連休も前半がおわろうとしています。マイカーで移動のみなさん、渋滞のなかの運転おつかれさまでした。
かつての連休中、なかまで河口湖のちかくまでテニスをしに行きました。朝9時に東京を出たのですが、中央自動車道でビール工場と競馬場が見えるあたりから渋滞に巻きこまれ、現地に着いたのが夕方の17時ごろ。薄くらがりのテニスはまた格別でした。orz。
なぜ、渋滞は起きるのでしょう。
“渋滞学”をはじめた東京大学大学院の西成活裕助教授の説明によると、「慣性の法則」などの物理学的な動きにとらわれずに、みずからの意志で動く「自己駆動型の粒子」が集まると渋滞になるのだそうです。
テレビ番組でも渋滞のしくみを取りあげていました。道路のちょっとした“下がり上がり”が、渋滞の巣となるのだそう。
ゆるやかな坂を走っていることに気づかない運転手は、“下がり上がり”の間も、おなじ感覚でアクセルを踏みつづけます。とうぜん“上がり”で車の速度はすこし落ちます。すると、順番に車がつっかえていき、渋滞が発生するのだとか。テレビ番組では、東京・葛飾区の柴又帝釈天への参道にあるちょっとした道のくぼみで、行進する子供たちが“渋滞”を起こす姿を描いてました。
また、「制限時速80キロのところを時速50キロ」のような、ある一定の車の流れを乱す車も、渋滞をつくる原因になるのだとか。
いま、技術の高まりにより、前の車との車間距離を自動的に保つことのできる検知器が開発されているそうです。この検知器がそれぞれの車に備えつけられれば、どんな速度であっても、つねに一定の車の間隔を保つことができるために、渋滞の緩和にも役立つと言われています。
とはいえ、まだそうした感知器のついていない車ばかり。大型連休後半、観光地へ車で向かうのであれば、「小仏トンネル、ついにキター」とか、「西宮名塩、よしハマルぞー」とか、渋滞を楽しむくらいの覚悟で臨むほうが心にはよいのかもしれません。
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