2006.10.31 Tuesday
“モチベーションコンサルタント”が語る、やる気の出し方。
仕事のやる気が起きないとき、あなたはどのようにしてやる気をふたたび高めていますか? 私は解決法がなかなか見いだせないので、ただじっと時が過ぎるのを待つぐらいです。
今日(2006年10月31日)、早稲田大学で「モチベーション自己改革」と題したトークイベントが開かれました。講師は企業経営者の小笹芳央氏。小笹氏は、珍しい「モチベーション」をテーマにした企業リンクアンドモチベーションを立ち上げています。
モチベーションについては、質疑応答で小笹氏がこんなことを言っていました。
まず、やる気が出ないときの状態には二つの種類があるとのこと。
一つは、実際に起こりもしていないことような遠い将来のことについて、やる気が上がらないといった状態です。
「30歳までには結婚をしないとまずいんだけれど、その気が起きない」
とか、
「50歳までに老後の貯蓄を○○円まで貯めたいんだけれど、働く気が起きなくて」
とか。
先のことを考える前に、「まず、結婚相手の候補を探しなさい」「働き口を見つけなさい」という話です。
一方、こちらのほうが、より起こりうる状態でしょうか。比較的、短い期間でのやる気の無さです。
「原稿の締切が2日後だというのに、いっこうに原稿を書くモチベーションがあがらない」
「1週間後に提出の宿題、やる気ぜんぜんなーし!!」
小笹氏は、「私にもよくあること」としつつ、「タイムスイッチ法」と「ズームスイッチ法」という二つの方法を述べます。
タイムスイッチ法というのは、時間のものさしを切りかえるということ。短い期間の中でやる気のなさに苛まれているのであれば、頭の中で期間の幅を自由にかえちゃいましょうということ。
たとえば、「いい原稿を書いて、それを突破口にして、ゆくゆくは印税生活を送ろう!」とか、「将来は教養高い人になろう」とかいうことです。
たしかにこの方法は、私にも思い当たるフシがあります。一種の気分転換ということだと思います。
タイムスイッチ法が時間のものさしの切りかえだとしたら、ズームスイッチ法は視野のものさしの切りかえ。小笹氏は、しばしば地球儀を眺めるそうです。
「65億人も住んでいる星のなかで、なんてちっぽけなことに対してやる気がないなんて思っているんだろう」
そのように考え、見る空間を大きくすることで、やる気を起こすのだそう。
私はこの方法は、何かにチャレンジしようとして、いま一歩、勇気が出ないないときなどに考えることでした。
科学的なアプローチではないけれど、有効な解決法を小笹氏はいろいろと持っているようです。就職活動を控えた学生たちが、真剣に聞き入っていました。
世界初(だそう)。モチベーションをコンサルタントする企業集団、リンクアンドモチベーショングループのサイトはこちら。
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