2006.04.30 Sunday
仕事のときに休暇のことを考え、休暇のときに仕事のことを考える
大型連休も二日目。
よく「日本人は仕事のときに休暇のことを考え、休暇のときに仕事のことを考える」と揶揄されますね。
けれども、仕事のときに休暇のことを考え、休暇のときに仕事のことを考える人って、いつも未来のことを考えながら生きる人ですよね。つまり未来志向型です。
会社勤務時代、午後半休を予定していたときは、その日の午前中はもちろんのこと、前日の勤務時間から「どこのランチバイキングに行こうかな」などとウキウキしていました。また、午後半休の時間帯には、次の日からの仕事をどう組み立てようかと漠然と考えていました。それによって心の準備ができ、翌日からの仕事は捗りました。
「仕事のときに休暇のことを考え、休暇のときに仕事のことを考える」ことを揶揄する人は「仕事=楽しくない、休暇=楽しい」というイメージをもっているのかもしれません(少なくとも「仕事=楽しい、休暇=楽しくない」ではなさそう)。
けれども「仕事=楽しくない、休暇=楽しい」と考えること自体、もったいないことです。楽しさを感じながらすることができる仕事だってあります(ちっとも楽しくない休暇も)。仕事と休暇を、マイナスとプラスの対立した概念で考えることは、損なこと。
たしかに、仕事にはおカネが掛かっているとか、責任があるとかで、プレッシャーとストレスがあるのは確かです。相対的な気楽さからいったら、仕事よりも休暇の行事のほうが大きいでしょうね。
けれども、やることが仕事であれ、宿題であれ、ランチバイキングであれ、デートであれ、なんであれ、同じ時間をかけてそれをやると決まっているのならば、同じ時間を楽しむのと楽しまないのとでは、楽しむほうが健康的なはず。どうせ同じことをやるのであれば、楽しみながらやるほうがいいに決まってます。
では、楽しみながらやるにはどうしたらよいのでしょうか? つまるところ「楽しみながらやろう」と自分自身が思う(念じる)ことではないでしょうか。積極的に参加してみたり、いつもよりちょっと大げさに驚いてみたりと…。
ということで、これは仕事、これは勉強、これは遊びというカテゴリーにとらわれず、もろもろ楽しみながら連休を過ごします。