2008.02.27 Wednesday
第1回国際太陽電池展が開幕

第1回国際太陽電池展が、きょう(2008年2月27日)東京・有明の国際展示場ではじまりました。29日(金)まで。
太陽電池は、太陽エネルギーを電気エネルギーにかえる装置。屋根に太陽電池をつけている家はむかしからありました。でも、ここにきて太陽電池の業界はもりあがりを見せています。
背景には、ちかごろの石油の価格高騰や枯渇への心配に対する新エネルギーへの期待、市民や企業の地球環境に対する関心の高まりなどがあるでしょう。こうした社会的な要因のほかにも、科学技術が進んだため太陽電池の本格的な実用化への道がひらけてきたという見とおしもあります。
太陽電池の種類はさまざま。たとえば「単結晶シリコン型」は伝統的なもの。シリコン結晶の固まりを薄くスライスし、太陽の光を受けるセルをつくります。
ほかにも、「多結晶」によるシリコン太陽電池や、「CIGS(炭素、インジウム、ガリウム、セレン)」という複数の元素を混ぜてつくる太陽電池、また、薄くて曲げることもできる「有機薄膜太陽電池」といったものも。
種類により、費用、エネルギー変換効率、形状・形質などは一長一短。適材適所に使うという考え方もできるため、ブルーレイ・ディスクとHD-DVDをめぐる次世代DVD市場ほど、標準規格あらそいは激しくありません。でも、技術が進歩した種類に客がよってくることはたしかでしょう。
出展企業のねらいもさまざま。シャープは2010年3月、大阪・堺市で稼働予定の巨大太陽電池工場を液晶ディスプレイで紹介するなどやや業界向け。いっぽうホンダは自社製太陽電池を使っている人のインタビューを上映するなど利用者向けの展示でした。
太陽電池パネル製造の大手から、周辺機器を扱う小企業まで、300社が出展(主催者情報)。大手企業の前の通路は、年末のアメ横ほどの混みぐあいでした。
太陽電池のシェアでは、ちかごろ海外企業からの追随におされ気味ながら、シャープが世界1位、京セラ、三洋電機、三菱電機も10位以内に名を連ねています。市場の明るい未来を感じさせる会場の雰囲気でした。
第1回国際太陽電池展のホームページはこちら。
http://www.pvexpo.jp/
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