科学技術のアネクドート

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デリーの「カシミールカレー」(レトルト)――カレーまみれのアネクドート(2)


街のカレー店が企画したり監修したりしたレトルトカレーが一時期、流行りましたね。

けれども、店で食べた味がレトルトでも再現されているかというと、かならずしもさにあらず。「こんな味ではなかったのに」と、辛い点数をつけることがしばしば。

でも、「デリー」のレトルトは期待をうらぎりません。

創業は1956(昭和31)年。東京・湯島の春日通りに面したお店に、「カレーハウス・デリー」の看板が掲げられました。創業者の田中敏夫がインドで長年の研鑽を積んだ後のことです。

その後、上野店のほかにもレストランを増やしていく中で、1980(昭和55)年、デリーは埼玉県児玉郡にカレー工場を立てて、レトルトカレーに力を入れはじめます。

トマトベースのベンガルカレーとサラサラのデリーカレーは辛さの星1つ。タマネギのコクがきくコルマカレーは星2つ。デリーカレーに辛さを加えたインドカレーは星3つ。そして極辛のカシミールカレーは飛んで5つ星の辛さになります。

なかでもデリーが「人気ナンバーワン」と謳っているのが、カシミールカレー。茶色い箱の色と同様のルウの色の濃さ。

上野店で出されるカレーは、ルウに加えてじゃがいもと鶏肉が入っています。いっぽうのレトルトはといえばルウのみ。けれどもルウの味は、店もレトルトも変わりません。じゃがいもや鶏肉を買って鍋に加えれば、店で味わうカレーを食卓でほぼ再現できるのです。

ルウをご飯にかけると、すうっとルウがご飯の中に吸い込まれていきます。ご飯、じゃがいも、鶏肉、これらすべてにバランスよく、サラサラしたルウになじみます。そして、やはり辛い。

お店のカレーのレトルト版。その草分け的存在は、忠実に店の味を再現。マニアにも評価の高いルウです。

「インド・パキスタン料理デリー カシミールカレー」はこちらで。
http://shop.delhi.co.jp/goods_detail.php?goodsIdx=11

2007年に「ランク王国」という番組で放送された「お取り寄せカレー売り上げ」で、カシミールカレーは第1位に輝いています。
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