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先生の「わくわく」に子どもたちがついてくる

写真作者:Norihiro Kataoka

文部科学省の中央教育審議会特別部会が、小学校5年生と6年生の理科、算数、英語の授業で「教科担任制」をとりいれる案をまとめました。2022年度をめどに始めようとしています。

教科担任制は、理科なら理科、算数なら算数といったように、その教科のみを教えるしくみのこと。中学校や高校ではおこなわれていますが、小学校では担任の先生がすべての教科を教えることがこれまで基本となっています。

小学校の先生にも苦手な教科はあるものです。とくに理科は、教諭経験5年目以下の教師から、31年以上の教師に至るまで、おしなべて苦手意識があるようです。ベネッセ教育研究開発センターが公立小学校教員1872人にとった調査では、すべての経験年数において理科の指導を「得意」とする教員は5割未満でした。これは算数、国語、社会にはない数値です。

先生が苦手意識をもって授業をすれば、それはやはり子どもたちにも伝わるものではないでしょうか。逆に、先生自身がわくわくしながら授業をしていれば、子どもも乗ってくるものです。

そして、子ども時代に授業に熱心な先生に巡りあえたかどうかが、その子の進路や将来を左右することもおおいにあります。

理科を専門に教える先生が理科を苦手としているという場合は、めったにないでしょう。その点、教科担任制には、子どものその教科に対する興味ややる気の芽を伸ばす可能性がありそうです。

参考資料
NHK NEWS WEB 2020年8月22日付「小学校5・6年生の英語・理科・算数『教科担任制』導入案」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200822/k10012578291000.html
ベネッセ教育総合研究所 2009年1月26日更新「教員の『苦手』をどう解決するか」
https://berd.benesse.jp/berd/aboutus/katsudou/research_column/pt_02/09.html
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