科学技術のアネクドート

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「すぷーん」の野菜(素揚げ)カレー――カレーまみれのアネクドート(134)

これまでの「カレーまみれのアネクドート」はこちら。



カレーというと、スープとライスと具材をかきまぜて食べる、混沌とした料理の印象があります。スプーンでぐちゃぐちゃにしてから口に入れるほうがよほどうまいカレーも実際にあるものです。

そのいっぽうで、スープとライスと具材が自立しているようなカレーもあるものです。そして、こうした類のカレーには、混沌とは反対に整然さ、あるいは上品ささえ漂わせます。

東京・西恋ケ窪にある「すぷーん」のカレーも、そうした整然さや上品さのある類の一品といえましょう。店は、JR西国分寺駅から徒歩すぐの路地にあります。こじんまりとした佇まいで、カウンター席が中心。食卓と厨房を隔てるしきいには、花や小物がたくさん置かれています。

献立には、14種類のカレーが書かれてあります。さらに限定カレーも。多くの種類では、円盤形に整えたライスのうえにカレーソースがかかるようです。ライスとカレーが混ざっているわけですが、それでもライスのかたちが整っているため、混沌たるカレーとはやはり趣がちがいます。

このソースとライスを基本とし、「プレーン」以外のカレーには、ライスのうえに具材が乗ります。写真はのカレーは「野菜(素揚げ)」。たまねぎ、なす、えのきだけ、にんじん、ししとうがらし、ズッキーニ、パプリカが盛られ、カレーに彩りを加えています。

結局のところ口のなかではソース、ライス、具材が渾然一体となるわけですが、それでも素揚げされたそれぞれの野菜の甘みが主役といえましょう。

地元の「にしこく倶楽部」という情報源には「先代の父がホテルニューオータニで、34年間フレンチのシェフを勤め、各国首脳など、財界人の舌をも満足させる料理を作ってきました。 その腕を受け継ぎ、こだわりのカレーを作り続け……」とあります。整然さや上品さの漂うカレーのゆえんがここにあるようです。

「すぷーん」の食べログ情報はこちらです。
https://tabelog.com/tokyo/A1325/A132502/13024922/

参考資料
にしこく倶楽部「オススメスポットのご紹介」
http://www.clubuniverse.jp/town/

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