科学技術のアネクドート

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「ピコット本店」のクラシックカレーパン――カレーまみれのアネクドート(133)

これまでの「カレーまみれのアネクドート」はこちら。



神奈川県箱根町の宮ノ下は、古くから開かれていた湯治場「箱根七湯」のひとつ。湯元から山を登ってきた人たちにとっては、芦ノ湖のほうへ向かう道と御殿場のほうへ抜ける道の追分けとなります。

国道から階段をのぼったところには熊野神社があります。宮ノ下をふくむ湯治場において「温泉の守護社として建てられたのがこの社」と看板にはあります。そして、この神社の下にある街であるため「宮ノ下」の名がついたとも。

宮ノ下といえば、この熊野神社のすぐ横にある「富士屋ホテル」。1878(明治11)年、日本初の本格的な保養旅館として開業しました。外国人客を意識した旅館で、いまもハイカラな趣を出しています。

この富士屋ホテルの敷地内には「ピコット本店」というパン屋があります。名物のひとつが「クラシックカレーパン」。富士屋ホテルには主食事処の「ザ・フジヤ」があり、そこではカレーライスが供されていますが、ホテルの説明によるとPICOTのカレーパンは「『ザ・フジヤ』で提供しているカレーの味に限りなく近づけたルーをパン生地に合うようにアレンジした」一品とのこと。

パン生地の外側は油分の多さが揚げたてであることを感じさせます。この生地を両手で裂いていくと、なかから顔を出すのがカレー。パンとして食べるため、ぽてっとした固さになっています。辛さはありません。

宮ノ下の街を歩きながら食べるのもおすすめとなっていますが、店の奥にある客席で食べるのもよいでしょう。席に面した窓のすぐ外側にあるのは急坂の国道。左上から右下へ、右下から左上へと、ひっきりなしに車や人が行き来します。正月には駅伝の選手も走ります。

窓1枚を隔てた落ちついた席でカレーパンを食べ、コーヒーをすすりながら、ぼおっと国道を眺めていると、疲れも癒されます。

ピコット本店の食べログ情報はこちら。
https://tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14007490/

参考資料
箱根ナビ「熊野神社・箱根神社」
https://www.hakonenavi.jp/area/miyanoshita/
相模の社を巡る 2015年2月21日付「宮ノ下熊野神社(箱根町宮ノ下)」
https://www.sagami-yashiro.net/2015/02/blog-post_37.html
富士屋ホテル「富士屋ホテルの歴史を知る」
https://www.fujiyahotel.jp/recommend/recommend02.html
箱根全山「箱根パン特集」
https://hakone.or.jp/6346

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