科学技術のアネクドート

<< インフルエンザの報告数は激減 | main | 「ディエゲる」と「ミメる」の均衡をうまくとる >>
「美味キッチン」のビーフカロブナ――カレーまみれのアネクドート(131)
これまでの「カレーまみれのアネクドート」はこちら。



世界のさまざまな国や地域には、その土地のカレーがあるものです。もっとも、現地の人たちがその料理を「カレーである」と認識しているかどうかは場所によりけりですが。

インド半島の北東にあるバングラデシュにもカレーはあります。というよりも、多くの副菜に香辛料がまぶされるため、必然的に味がカレー風味になるようです。

東京・浅草橋には、そんなバングラデシュのカレーを出している店があります。その名も「美味キッチン」。小洒落た日本人がやっていそうな店名ですが、日本語のできるバングラデシュ人が開いている店です。

月曜から日曜まで「日替りセット」が用意されています。壁の献立表にある料理名で、よく知られるのは「ビリヤニ」でしょうか。ライス、肉、魚、野菜などを混ぜて食べる南インドの料理です。

日曜に日替りセットとして出されるのは「ビーフカロブナ」、それにライスとサラダが基本のセット。さらに、豆の入った黄色い色の「ダールスープ」などをつけることもできます。

「ビーフカロブナ」をインターネットで検索しても、出てくる情報はもっぱらこの店の献立名ぐらい。しかし、数すくない情報から、ビーフカロブナは、バングラデシュの東部、ベンガル湾に面した都市チッタゴンでよく食べられている料理のようです。たしかにインターネット地図で、チッタゴンのレストランを検索すると、それらしき料理が出てきます。

ビーフカロブナは、肉を主とした煮こみを、水気がかなりなくなるまで煮詰めたもの。といっても、出されたビーフカロブナは、見た目ではカレースープの体をなしています。肉は「ビーフ」とついているだけあって、牛肉のようではあります。しかし、羊肉だといわれても、それを否定できる客はすくないかもしれません。

煮込み汁の色あいから、たしかに香辛料が使われているようです。しかし、日本人が思いうかべるカレーのような辛さはありません。むしろ、甘さやしょっぱさが先行します。長いこと煮こむのでしょう。肉のなかまで味がしみいっています。

これを、大きく盛られたライスの上に乗せると、汁がライスのなかへと入っていき、肉はライスの上へ残ります。しみたあたりをすくって食べれば、脂っぽい汁とライスとが中和して、どんどん食が進みます。

ついてきたダールスープのほうは、ターメリックが使われているのでしょう、色はカレーそのものです。しかし、こちらもカレーの味はあまりしません。日本でいえば、ご飯に副えられる味噌汁のような存在かもしれません。

美味キッチンは2018年8月に開店したとのこと。めずらしさから初めて入った客が、日替りセット目あてなどで再訪していけば、店はつづいていくことでしょう。そうなれば、東京のバングラデシュ家庭料理は根づていくかもしれません。

美味キッチンの食べログ情報はこちらです。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13225540/
フェイスブックはこちらです。
https://www.facebook.com/美味キッチン-バングラデシュ-本場カレーBimi-Kitchen-434680400264957/

参考資料
ウィキペディア「バングラデシュ料理」
https://ja.wikipedia.org/wiki/バングラデシュ料理
| - | 19:01 | comments(0) | -
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
SPONSORED LINKS
RECOMMEND
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで (JUGEMレビュー »)
サイモン シン, Simon Singh, 青木 薫
数学の大難問「フェルマーの最終定理」が世に出されてから解決にいたるまでの350年。数々の数学者の激闘を追ったノンフィクション。
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
amazon.co.jp
Billboard by Google
モバイル
qrcode
PROFILE