科学技術のアネクドート

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「ビストロべっぴん舎」の黒のべっぴんカシミールカリー――カレーまみれのアネクドート(130)
これまでの「カレーまみれのアネクドート」はこちら。



東京のカレーで「カシミール」といえば、多くの人は湯島に本店を構える「デリー」の「カシミールカレー」を思いうかべるかもしれません。しゃばしゃばとした辛いカレーで知られています。

しかし、東京のカシミールはデリーだけではありません。こう書くと、なんだか「大阪のイングランドはロンドンだけではありません」といっているみたいではありますが……。

神田小川町のカレー激戦区に構える「ビストロべっぴん舎」も「黒のべっぴんカシミールカリー」つまり「カシミール」なカレーを出しています。この店には「赤のべっぴん薬膳カリー」もあり、「赤と黒」で双璧をなしているようです。ほかにも「コリアンダー香る濃厚エビカレー」や「赤ワインで煮込んだ牛スジカシミールカリー」もあります。

「黒のべっぴんカシミールカリー」は、白い皿によそわれて出てきます。ライスの皿も白。「ビストロ」と店名についていることもふくめ、上品さを漂わせます。

カトラリーがスプーンとレードルのみだったり、水の入ったコップの取っ手がなぜか指でつまむかたちだったりと、食器類にはやや他店と勝手が異なるところがあります。いっぽう、カレーの味は他店のカレーをよく研究していることがうかがえます。

カレースープは、デリーのカシミールカレーを意識してはいるのでしょう。こちらもしゃばしゃばとしており、ライスにかけるとしみ込んでいきます。

しかし、カレースープの風味や色味は、デリーというよりも、かつて早稲田にあった「メーヤウ」のインド風チキンカレーを彷彿とさせます。食べはじめから辛く、そして食べているうちにさらに辛くなっていくようなカレーです。

具材は、れんこんやオクラといった夏野菜が入っている点が特徴的。とくにれんこんの色は白く味は控えめなため、ライス皿に移してからライスを食べるときのようにカレーをまぶして食べてもよいかもしれません。鶏肉は骨つきです。

店のある駿河台下交差点界隈には「マジカレー」「鴻オオドリー」「スパイスキッチン」そして「エチオピア」といったカレー店がひしめいています。カレー激戦区内の激戦地区でべっぴん舎は、上品さをかねそなえた孤高の存在になっているのでは。「神田のカシミール」を求めて、客がひっきりなしに店に入っていきます。

ビストロべっぴん舎の食べログ情報はこちらです。
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13198751/
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