科学技術のアネクドート

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「J.S.カリーみなとみらい東急スクエア店」のJ.S.カリー――カレーまみれのアネクドート(127)

これまでの「カレーまみれのアネクドート」はこちら。



カレー店にも意匠があります。その店の雰囲気を出そうと、経営者たちは趣向を凝らします。ネパールの人が経営しているカレー店には、日本人では再現できない雰囲気があります。香辛料に執心する人が経営しているカレー店には、数々の香辛料の瓶と香りがあります。

衣類系の企業が経営するカレー店はどうでしょうか。

創業1977年のベイクルーズグループは、長らく女性向けと男性向けの服装などの製造・販売をしててきた企業。「イエナ」や「エディフィス」などの商標で知られます。

このベイクルーズグループが2017年3月「J.S.カリー」というカレー店を渋谷に出しました。そして「フードトラック店」という移動販売の店を始めたあと、ことし2019年11月には、横浜に「みなとみらい東急スクエア店」を出しています。

みなとみらい東急スクエア店の意匠は、白や銀色を基調としたもの。それでいて、スプーンとフォークの色は黒。カレーから思いうかぶ「いかにも」な雰囲気を排しているのかもしれません。

同店でもっとも人気があるとされるのは、店名にもなっている「J.S.カリー」。衣類系企業の手がけるカレーよろしく、彩りは鮮やかです。なかでも胡瓜と香草ーの緑色が、ほかのカレー店のカレーと一線を画します。

この胡瓜と香草の風味はそれぞれ際立っており、相当にこのカレー全体の風味を支配しています。

加えて、かなりふんだんにまぶされているナッツが歯ざわりを支配しています。カレーでの歯ざわりといえば、たいていは肉。このカレーにも「自家製タンドリーチキン」が入っているものの、この肉の存在を忘れさせるほど、ナッツが存在感を出しています。半熟の玉子が1個分そえられているのも、なかなかの存在感です。

カレーソースは同店独自のものとのこと。玉葱と複数の香辛料を基本に、落花生バターと大根おろしが隠し味になっているのだそう。このカレーではソースは脇役にまわっています。

「いかにもなカレー店」でない店を、「いかにもなカレー」でないカレーをめざしたのでしょう。衣装系企業がとてもとても出しそうな店とカレーになっています。

J.S.カリーみなとみらい東急スクエア店の食べログ情報はこちら。
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140103/14077667/

参考資料
ベイクルーズ「OUR HISTORY」
https://www.baycrews.co.jp/company/history/
はまこれ横浜 2019年11月14日付「スペシャリティカレースタンド『J.S. CURRY』みなとみらい東急スクエアにオープン!」
https://hamakore.yokohama/js-curry-minatomirai-tokyu-square-open-info/

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