科学技術のアネクドート

<< 「印度カレー」のインデアンカレー――カレーまみれのアネクドート(125) | main | 試験直前に覚えた「トゥール・ポワティエ」を問題紙に書いたら試験官から「いかんぞ」 >>
「物体が浮くか」を決めるのは浮力でなく密度


水のなかに入っているすべての物体は、浮力を受けます。浮力とは、その物体が水から受ける真上方向の力のことをさします。

どうして、浮力が生じるのか。これは、「水中の深いところにかかる水圧より、浅いところにかかるのほうが小さいから」です。水のなかにある物体は、すべての方向から水圧を受けています。けれどもその水圧の大きさはおなじでなく、水面から深くなればなるほど大きくなっていきます。深海まで行く潜水艦のつくりを頑丈にするのは、大きな水圧に耐えなければならないためです。

たとえ小さな物体であっても、水面から浅いほうと深いほうでは、深いほうが水圧が強いはず。深いほうで、より強い水圧がかかるため、物体はどちらかというと下のほうでより大きな水圧を受けることになります。これを真上方向のみ切りとったのが浮力というわけです。

水のなかにあるすべての物体は浮力を受けます。しかし、浮力を受けたからといって、かならずしもその物体が水に浮かぶとはかぎりません。

浮力の大きさは、その物体がどんな重さであっても、体積がおなじであれば、変わりません。ですので「浮力」とはいいながらも、その物体を浮力が決めているわけではないのです。

物体が水に浮くかどうかは、物体の密度が決めます。単純に、水の密度である「1立方センチメートルあたり1グラム」よりも密度が高ければ、その物体は沈みます。ぎゃくに水の密度より密度が低ければ、その物体は浮きます。

参考資料
ブリタニカ国際大百科事典「浮力」
https://kotobank.jp/word/浮力-127043
百科事典マイペディア「浮力」
https://kotobank.jp/word/浮力-127043
5-Daysこども文化科学館 2016年5月28日付「水に浮くモノ、沈むモノ」
http://www.pyonta.city.hiroshima.jp/blog/pages/number/334.html
| - | 17:31 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
SPONSORED LINKS
RECOMMEND
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで (JUGEMレビュー »)
サイモン シン, Simon Singh, 青木 薫
数学の大難問「フェルマーの最終定理」が世に出されてから解決にいたるまでの350年。数々の数学者の激闘を追ったノンフィクション。
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
amazon.co.jp
Billboard by Google
モバイル
qrcode
PROFILE