科学技術のアネクドート

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「印度カレー」のインデアンカレー――カレーまみれのアネクドート(125)



カレーライスは、人の、とくに日本人の自由な発想と無限の創造性により、進化を遂げてきました。そもそも日本の「カレーライス」自体が、日本人の発想や創造性によりいまや定番食となったものです。「創造的なカレーの原点もまた創造されたカレー」といえます。

福岡・博多駅中央街にも、創造的なカレーを出す店があります。博多デイトス地下
1階に構える「印度カレー」です。

この店が「オリジナルメニュー」として出しているのが「インデアンカレー」。このよび名を聞くと、大阪発の甘くて辛いカレーをだす店を思いうかべる人もいるかもしれません。けれども、博多のインデアンカレーは印度カレーのインデアンカレー。こちらの店の創業は1971年だそうです。

博多のインデアンカレーは、ドライカレーライス、カレーソース、そしてハンバーグというみっつの大きな要素からなりたっています。

ライスは白いものではなくドライカレーライス。ところどころある青豆と干しぶどうの味がかなり際だっています。ドライカレーライスそのものの味は、ふつうにドライカレーを食べるときのよりはややカレー粉を抑えてあり控えめ。さらにカレーソースがかかることを計算してのことでしょう。

そのカレーソースは、小麦粉を使った昔ながらのソースといったところ。辛さもさほどありません。激辛がもてはやされる時代にも、しっかり腰を据えています。

そして、ドライカレーライスの頂で、カレーソースをかけられて乗せられているのがハンバーグです。この「カレーライスの頂にハンバーグ」という構図は、おなじ福岡市内にある「バークレー」のハンバーグカレーをも連想させます。手ごねなのでしょう、形は機械でつくるよりもいびつで、ひき肉も噛んで柔らかいところとやや固いところが散らばっています。ハンバーグ店で出されるものよりも、さすがに小ぶりではあります。

ドライカレー、ソース、ハンバーグ。このどれをとっても単品として食べればもの足りないことでしょう。しかし、どれもが単品として出されるように料理されたとしても、自己主張の強いみっつの者がぶつかりあったカレーライスになってしまいそう。

それぞれの主張がほどほどであればこそ、長く食べつづけられる博多のインデアンカレーはなりたっているのではないでしょうか。

印度カレーのサイトはこちらです。
http://www.indocurry.info
食べログ情報はこちらです。
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40005820/

参考資料
福岡飲食店日記 2015年5月9日付「1971年創業!『印度カレー』」
http://fi-nikki.seesaa.net/article/418657353.html

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