科学技術のアネクドート

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「ソルトウォーターテーブル」のチキンと野菜のスパイスカレー――カレーまみれのアネクドート(122)
これまでの「カレーまみれのアネクドート」はこちら。



店は日本の東京にあるのに、店に入った客が海外の海辺のような印象を受ける。こうした体験をできるのは、その店の雰囲気づくりが一貫しているからでしょう。料理もふくめて。

大丸東京6階にあるカフェ「ソルトウォーターテーブル」は、「アメリカ沿岸部などの海辺」を客に想起させようとした店とのこと。

「海辺のカフェ」に対して、多くの人は「木でできた食卓や椅子、明るめの壁、彩りゆたかな料理」といったイデアをもっているのではないでしょうか。実際そうしたカフェは、海辺の場所でよく見られます。東京のまんなかにあるこの店は、そうした人びとのイデアに忠実なまでに沿っています。窓の外には、八重洲の建てものがすぐ近くに見えながらも、店のなかには白い壁、合板の食卓。そして、極彩色に飾られた料理が出されます。

「カレー」もご多分に洩れません。昼の時間帯に出される「チキンと野菜のスパイスカレー」は、白い大皿に、薄紫色の雑穀ライス、ひよこ豆や鶏肉のまぶされた明るい色のカレーソース、鮮やかないんげん豆やズッキーニ、半分に割ったゆで卵、そして薄紅色に染まった生姜などが盛られています。木板にじかに乗ったサラダと、黒い器に色の映えるスープが脇をかためます。

カレーの辛さは弱め。かえって「海辺のカフェ」で「激辛」は似合わないのではないでしょうか。ただし、瓶に入ったカイエンペッパーなどの香辛料もべつに出され、お好みでふりかけて辛さを足すことはできます。

具はそれぞれがしっかりした大きさのため、ソースやライスをふくめ、すべて個性が立っています。ワイシャツなどを着ている会社員は、ごろっとした鶏肉をフォークからソースに落として、ソースを飛びはねさせませぬよう。

束の間の「海辺のカフェ」で料理と雰囲気を味わった客たちは、ふたたび東京の日常に戻っていくのでした。

「ソルトウォーターテーブル 大丸 東京店」の食べログ情報はこちらです。
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13206000/
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