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媒体の性質に合った作品の題材を

写真作者:Bernard Goldbach

2000年代の後半は、「ウェブ2.0」の時代などといわれ、インターネットをする多くの人たちが、自分についてのことをブログや自作ウェブページなどで表現できる時代でした。ただし、そのときの表現のしかたはおもに、文章と画像によるもの。

2010年代の後半になると、自分で録音して音声をポッドキャストにあげたり、動画を撮って映像作品にしてユーチューブにあげたり、人びとができる表現のしかたも幅広くなってきました。

さまざまな表現媒体があるなか、なにか表現したものをインターネットに載せたいと思っている人は、手はじめに書いたり撮ったりすることからはじめることになります。

このとき「媒体の性質と作品の題材が合っているか」を考えることは、意外と大切なのではないでしょうか。

たとえば、ポッドキャストという媒体は、動画でも表現できるものの、音声が中心です。世の中の媒体でいえばラジオが近いものとなるでしょう。このポッドキャストで自分の表現したいことを伝えようとするとき、作品の題材となるのはどのようなものでしょうか。

たとえば「虹の美しさ大解明」とか「花の咲く瞬間」といった題の音声の作品をつくって伝えるとしたらどうでしょう。絵や映像を使うことはできないため、きっとわかりづらいものとなるでしょう。

伝える方法が「音声で」となれば、やはり音にかかわるものを題材とするほうが合っているわけです。「ピアノの響きを解明する」とか「声変わりの瞬間」といった音声の作品であれば、合っている度は高いといえましょう。

おなじようなことが、文章と画像が伝える方法として中心となるブログでも、映像と音声が伝える方法として中心となるユーチューブでもいえるわけです。

いくつもの作品をつくって表現方法を身につけている人は、「音声で色を伝える作品をつくる」とか「文字で風景を伝える作品をつくる」といったことに挑むこともまた楽しみとなるでしょう。

いっぽうで、はじめて作品をつくるような人は、まずはその媒体の性質に合った題材を選ぶということから入るのは手です。それなりの作品になるのではないでしょうか。
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