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「革命的ゴボウ『サラサラごんぼ』はなぜ生まれたのか」


ウェブニュース「JBpress」で、きょう(2019年)4月18日(金)「革命的ゴボウ「サラサラごんぼ」はなぜ生まれたのか 世界で唯一の発展を遂げた根菜の物語(後篇)」という記事が配信されました。

ゴボウは、日本でのみ、さまざまな料理に使われるために栽培されてきた植物といわれます。フランスには「西洋ゴボウ」ともよばれる「サルシフィ」が食材にありますが、これはキク科バラモンジン属。おなじキク科でも、日本のゴボウはゴボウ属。属が異なります。

ゴボウを栽培してきた歴史の最先端にいまがあります。いまも日本人は、ゴボウに対しての改良を重ねています。

記事では、福岡県農林業総合試験場が開発した若掘りゴボウの新品種「サラサラごんぼ」について伝えています。若掘りゴボウとは、短期間で収穫するやわらかいゴボウのこと。冬や春に収穫する若掘りゴボウは、気温を保つためトンネルをかぶせる必要がありましたが、この「サラサラごんぼ」はそれを不要にしたもの。農家たちの負担を軽くすることができました。

さらに、トンネルを被せないため葉がよく残り、光合成が進むため、従来の品種より根に栄養が蓄えられ味がよく収量も多いといった利点も得られたといいます。

福岡県農林業総合試験場はこのゴボウの新品種を、人工交雑という方法で開発しました。人工交雑とは、人の手によって遺伝子の特徴の異なる二つの親どうしをかけあわせ、特徴ある個体を生みだす技術。イネやトマトなどの、ほかの作物では人工交雑はごくあたりまえのようにおこなわれてきました。しかし、意外かもしれませんが、ゴボウについては花が小さくて、人の手で交雑させるのがむずかしいといった理由などから、人工交雑による新品種の開発はされてこなかったのです。

記事では、新品種が開発されるまでの過程などを追っています。

「サラサラごんぼ」という名は、サラダなどの食材を意識したものといいます。「ごんぼ」というのは「ごぼう」が転じたもの。いまは「博多新ごぼう」という地元のブランド食材の一部に充てられていますが、規模拡大によりブランド食材として独立していくことが期待されています。

「革命的ゴボウ『サラサラごんぼ』はなぜ生まれたのか 世界で唯一の発展を遂げた根菜の物語(後篇)」はこちらです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56147

前篇「なぜ日本人だけがゴボウを育て文化に発展させたのか」では、日本におけるゴボウ栽培やゴボウ食の発展のしかたを追っています。前篇はこちらです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56064

これらの記事の取材と執筆をしました。
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