科学技術のアネクドート

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オスがメスを甘噛み
冬鳥のオナガガモは、越冬のため秋に日本にやってきて、春ごろに日本を発つとされます。いま、各地の池にいるオナガガモたちも、もうすぐ北のほうへと飛びたつころでしょうか。

オスのほうが羽が長く、その色も灰色、白、黒などの対比が鮮やかです。オナガガモは英語では、“Northern Pintail”といいますが、オスの尾(tail)がまち針(pin)のようだからこうよばれているとも。いっぽうのメスのほうがやや小ぶりで羽は短く、その色は褐色でやや地味目。マガモやコガモなどのほかのカモ科の鳥でもおなじようなことがいえますが。



オスとメスのオナガガモが春の池でたわむれています。メスが石の上に足を乗せて佇んでいるところを、オスがやってきてくちばしで体をつんつん……。オスはメスの乗っている石の上に乗りたいのでしょうか。



さらにオスは、メスの羽をくちばしでまさぐるようにします。けれどもメスは動じません。オスはおそらく水中で脚をじたばたさせているでしょうからたいへんそうです。



な、なんと……。オスがメスの羽を甘噛みしはじめました。完全にくちばしで羽の一部を挟んでいます。さすがのメスも、オスのこの行動にはたじろぎ、石の台座を離れて、オスを避けるように潜っていってしまいました。

カモのオスからメスへの求愛は、たくさんのオスがメスをとりかこんだり、尻尾を高々と上げて姿を強調したりします。それに対してメスは、気に入ったオスを相手に選びます。この2羽は、そうした求愛行動の末に成立したつがいでしょうか。

参考資料
バードリサーチ 2010年9月「カモの季節移動に関する報告書」
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/kamo_analysis/pdf/hiraijokyo_report09-10.pdf
サントリー「日本の鳥百科 オナガガモ」
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4526.html
NHK for School「カモの求愛」
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400511_00000
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