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プロ野球の「球・グラウンド比」はおよそ3万733倍

阪神甲子園球場
写真作者:上野宝彦

2019年のプロ野球が3月29日(金)に開幕しました。各球場で熱戦がくりひろげられています。

野球は、ひとつの球を投手が投げ、打者が打ち、野手がとる、といったことで進んでいく運動競技です。守備につく選手たち、また攻撃側の打者や走者のすべてが「球がどこにあるか」を認識しながら、それぞれに動いているわけです。

野球の試合で使われる球に対して、おなじく試合で使われる球場は、とてつもなく大きなものといえます。野球を見なれている人にとってはこうした感覚をもはやもたないかもしれませんが。

プロ野球の公式球の外周は22.9〜23.5センチメートルといいますから、円周率で割ると直径はおよそ7.34センチメートル。断面積は、およそ42.3平方センチメートル。いっぽう野球場のグラウンド面積は球場によって異なりますが、たとえば阪神甲子園球場ではおよそ1万3000平方メートルといいます。

すると、球の断面積に対し、球場グラウンドの面積は、およそ3万733倍となります。

運動競技で野球とよくくらべられるサッカーについてもおなじように計算します。球の断面積がおよそ380平方センチメートルであるのに対し、コート面積は、たとえば「埼玉スタジアム2002」では7140平方メートル。

すると、サッカーの球の断面積に対し、コート面積は、およそ1879倍となります。プロ野球の「球・グラウンド比」にくらべると、およそ16分の1でしかありません。

野球の「球・グラウンド比」に対抗できる運動競技はなにかあるでしょうか。フィールドホッケーは、かなり小さな球を、かなり大きなフィールドで選手たちが追いかけます。どうでしょうか。

しかし、フィールドホッケーの球の大きさは、22.4〜23.5センチとされており、野球の球とさほど変わりません。フィールドは野球グラウンドよりずっと狭いので、野球に軍配があがります。

と、いろいろな運動競技をあげてきましたが、ゴルフがありました。これは球も野球の球より小さく、ゴルフ場の面積も野球場グラウンドより広い。ただし、ゴルフは基本的には個人競技。選手たちがひとつの球の位置をめぐって、いろいろな動きをとるわけではありません。

やはり、「ひとつの球をめぐって複数の選手が動く」運動競技においては、野球の「球・グラウンド比」がもっとも大きいのではないでしょうか。「野球」という競技名もしっくりきます。

参考資料
NAVERまとめ「ボールの種類・公式規格まとめ(大きさ・重さ・素材など)」
https://matome.naver.jp/odai/2142915666380590401
いまさら聞けない甲子園球場超入門 2017年7月16日付「日本プロ野球12球団の本拠地の大きさ比較と特色」
https://imedthc.com/archives/16
オン・ザ・ピッチ「そんなに違うの?サッカースタジアムのコート面積・大きさ・広さ」
http://on-the-pitch.com/soccer-court-size
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