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「なぜ太くなる? 大根の謎をゲノム解析で明らかに」



ウェブニュース「JBpress」で、きょう(2018年)11月16日(金)「なぜ太くなる? 大根の謎をゲノム解析で明らかに 白くて太い野菜の多様性に迫る(後篇)」という記事が配信されました。

大根はとくに冬、おでんや煮ものなど、さまざまな食の材料として活躍します。いま大根といえばもっぱら、根の上のほうが緑色になる「青首大根」です。しかし、日本人と大根のかかわりの歴史は古く、どんな地域でも栽培しやすい野菜として、人の手で多くの品種がこれまで生まれてきました。守口大根、練馬大根、聖護院大根などなど。江戸時代には全国各地で100品種以上が栽培されていたともいいます。

こうした大根の品種の多様性は、どのように起きたのか。それを、現代の科学で解明しようとする研究が進んでいます。

ダイコンゲノムの解読が、2014年にはじめて完了しました。ヒトゲノムの解読完了が2003年だったため、それから11年もかかったのは意外かもしれません。しかし、植物には植物なりのゲノム解読のむずかしさがあるそう。にたようなゲノムの一部分がたくさんあるため、つなぎ合わせてゲノムの一連の配列を決めていくのがむずかしいということです。

記事に登場する、東京農業大学准教授の三井裕樹さんはこれまで、大根が太るしくみや、遅く花を咲かせるしくみなどを、遺伝子をつきとめるといったゲノム解析の手法などにより研究してきました。これらの成果は、大根の品種が広がった系譜を描くことにつながったり、新たな大根の品種を開発することにつながったりしそうです。

記事では、さらにハマダイコンという野生種をめぐる、研究者たちの「議論」が決着しようとしているといった状況も伝えています。

「なぜ太くなる? 大根の謎をゲノム解析で明らかに 白くて太い野菜の多様性に迫る(後篇)」はこちらです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54658
日本における大根の歴史を追った前篇「江戸時代は100種以上、日本人と大根の根深き関係」はこちらです。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54609

記事の取材と執筆をしました。

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