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さくらももこさん死去、1年のラジオで音楽の魅力も届ける


漫画家のさくらももこさんが、(2018年)8月15日(水)亡くなりました。さくらさんの公式情報を発信している、さくらプロダクションがこのたびウェブサイトで伝えました。

『ちびまる子ちゃん』や『神のちから』といった漫画作品や、『もものかんづめ』『さるのこしかけ』といった随筆などが多くの人の支持を受けました。これらの作品に触れて、さくらさんの愛好者になった人は多くいることでしょう。

いっぽう、日ごろラジオを聴いている人にとっては、1991年10月から翌1992年10月まで放送された深夜番組「さくらももこのオールナイトニッポン」を愛聴していたという人もいるのではないでしょうか。

テレビのアニメーション番組「ちびまる子ちゃん」では、声優TARAKOの「まる子」の声が独特ですが、オールナイトニッポンでのさくらさんの声は、ほぼ「まる子」の声そのまま。そっくりだということで聴取者たちを驚かせました。そして、TARAKO、さらに歌手のイルカが同時に客人として招かれた回では、3人のだれが話しているのかわからないという混沌な番組内容と化しました。

さくらさんのラジオ番組から、音楽のおもしろさに気づかされ、楽曲のかかった歌手や音楽家にまで興味を抱くという人もいたことでしょう。

番組中にかける音楽は、ただ単に流行の楽曲を流すのでなく、さくらさんと、おなじく番組に出演した、当時の夫の宮永正隆さんが選曲し、どれだけその楽曲が魅力的かの解説もつけて放送していました。とりわけ大滝詠一の楽曲は多くかけられていました。番組中のほか、番組終了時間には大滝のアルバム・レコード「ナイアガラ・カレンダー」から、4月には「Baseball-Crazy」、5月は「五月雨」、8月は「真夏の昼の夢」といった具合に月ごとに楽曲を変えて流すといった凝りかたでした。

こうした縁からでしょう、さくらさん原作の映画「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」では、大滝詠一作曲・歌の「1969年のドラッグ・レース」が挿入歌で流されるなどしていました。

自分たちが「これはいいよ!」と感じているものを、ラジオを聴いている人たちに伝えたい。そうしたさくらさんたちの思いが常に溢れでている番組でした。

さくらさんのご冥福をお祈りします。
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