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大接近時の火星、339.16メートル先に卓球があるようなもの

写真作者
NASA(左)、TEDx NJLibraries(右)

きのう(2018年)7月31日(火)火星と地球の距離が近年ではもっとも近づきました。国立天文台によると、31日(火)の火星と地球の距離は5759万キロメートルだったといいます。距離が6000万キロメートルより短くなるのは、5576万キロメートルまで近づいた2003年以来、15年ぶりのことといいます。

夜、空を見あげると、たしかに南東の方角にひときわ赤く輝く天体を見ることができます。

「火星が地球と6000万キロメートル未満の位置まで近づいている」という状況を、もうすこし実感を伴って理解するにはどうすればよいでしょうか。

天体の大きさや距離の感覚をつかむうえで、よく使われる方法は「この天体を球にたとえると……」といった、天体を身近なものに置きかえるものです。

ここでは、火星を卓球に置きかえてみます。火星の赤道半径は3396キロメートル。これは地球の0.53倍です。いっぽう、卓球の半径は2センチメートル。

つまり、単位をメートルで揃えると、火星の半径が339万6000メートルであるのに対し、卓球の半径は0.02メートルとなります。計算すると、火星の半径は卓球の半径の1億6980万倍となります。

火星の大きさの規模感と卓球の大きさの規模感を、今度は自分との距離に当てはめてみます。

地球つまり自分と火星との距離は3396万キロメートル。メートルで表すと、339億6000万メートルとなります。

これを卓球の規模感に縮小します。つまり、339億6000万メートルを1億6980万分で割り算すれば、火星最接近のときに相当する、自分と卓球の距離が求められます。

実際に計算すると、339.163722メートルとなります。

つまり、きのう31日(火)に地球から見えた火星は、自分からおよそ339.16メートル離れたところに置かれた卓球とおなじように見えているということになります。

なお2018年の火星大接近では、これから秋にかけても大きな火星を空に眺めることができるといいます。

参考資料
国立天文台「火星大接近2018」
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/
宇宙航空研究開発機構 宇宙情報センター「火星の基本情報」
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/mars.html
ニッタク みんなの卓球広場「ラージボール」
https://www.nittaku.com/largeball/02.html
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