科学技術のアネクドート

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自分がなに者かを知らせたければ で


インターネットで伝えたいことを伝えるとき、「ここの欄に記事のタイトルを入れて」「ここの欄に記事の本文を入れて」「ここに画像を置いておいて」「画像からこれを選んで」といった手順を知っていれば、とりあえずは目的がかないます。

かつては、表現したいように表現するには、自分でコンピュータ言語を習得して、手で打ちこむくらいしか方法はありませんでした。しかし、ブログや、その後のフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどのソーシャル・ネットワーキング・システムの登場により、コンピュータ言語を知らなくても、入れるべきところに情報を入れれば記事ができるようになったわけです。料理でたとえれば、マヨネーズを卵や辛子から作らなくても、スーパーマーケットで買って使えばこと足りるようなものかもしれません。

とはいえ、たいていのブログなどの媒体では「情報を入れれば表現される」といった表層的な入力法だけでなく、「設定を自分で変えて、より自分好みの表現をする」といったコンピュータ言語の入力法も用意されています。

よく聞くのは、「HTML」というコンピュータ言語でしょうか。“Hyper Text Markup Language”の頭文字をとったものです。これは「ハイパーテキスト」とよばれる、コンピュータ上の文書の検索や移動などに使い勝手のよいしくみのこと。

ブログには、「HTML編集」といった入力フォームがあり、そこにたどり着くと、明らかにブログの記事で読むのとはちがう言語が並んでいます。

HTMLでは、< > という半角の不等号で囲んだ文字列が多く見られます。たとえば、<head> や <body> など。これらは「タグ」とよばれるもの。タグは、コンピュータのデータに、内容を識別するためにつけられる目印のこと。あえて、日本に訳せば、<head> は「head について。」、 <body> は「body について。」といったところでしょうか。

HTML編集の入力フォームを見ると、<head>の下には、何行かにわたり、文字列が連なっているのがわかります。そして、</head>があり、ここで一区切りついているようです。

つまり、<head> から </head> までが「head について。」の情報を入れる場所ということになります。ここに入る内容は「ヘッダー」などとよばれます。ここでいう「ヘッダー」は「自分がなに者なのか」を伝える役割を果たす情報といえます。

つまり、そのブログのタイトルはなんというものであり、概要はどういったものであり、関連するキーワードはどんなものであり、文字はどんなものが使われていたり、といった情報がここに入るわけです。それぞれは、<title> タグ、<meta> タグ、<meta> タグ、<meta> タグという、より下位層のタグで記述されます。

この「ヘッダー」に情報を入れても、それがブログやウェブサイトそのものの表現に反映されるものではありません。しかし、そのブログやサイトがどんなものであるかを、コンピュータが読みとって扱ううえでは、ヘッダーは大切です。

最近は、このヘッダーに、フェイスブックなどで情報が表出しやすいようなしかけ役の情報を入れておく、OGP(Open Graph Protocol)とよばれる手順が重視されています。つまり、ヘッダーの内容をOGPの設定にすることで、「自分はなに者か」が伝わりやすくなるだけでなく、「自分はこういう者だからぜひ見てね」というアピールにつながるわけです。

参考資料
ウェブランサー「HTMLで扱うヘッダー情報の解説」
http://weblan3.com/html/reference-html-head
クロノドライブのHTML辞典「<head>」
https://html-coding.co.jp/annex/dictionary/html/head/
ぱりことば。「自分のサイトをもっと見てもらう第1歩!SNSでシェアしやすくしましょう。」
http://nekotoba.jugem.jp/?eid=2718
はじめてWEB「第2回:OGP設定とソーシャルプラグインで、ソーシャルメディア経由のトラフィックを獲得しよう!」
https://hajimeteweb.jp/column/pdf.php?path=/column/socialmedia/vol2.php&dir=socialmedia
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