科学技術のアネクドート

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職場の数人で生産性や品質を高めるため活動


企業などの組織では「小集団活動」とよばれるとりくみに積極的なところもあります。

この活動は、集団での作業の効率を高める、つくるものの品質を高める、安全性を高めるといった目的のため、数人でグループをつくり、そのグループで現状を改善していく活動ということができます。

「全社的品質管理」ともよばれ、会社全体で製品の質を高めることをめざす「トータル・クオリティ・コントロール」(TQC:Total Quality Control)や、「全社的生産革新活動」ともよばれ、会社全体で生産効率を高めることをめざす「トータル・プロダクティブ・メンテナンス」(TPM:Total Productive Maintenance)などのとりくみの基本となるのが小集団活動ともされます。

小集団活動そのものを発展させようとする動きもあるようです。日本科学技術連盟は、「進化した小集団活動」(e-QCC:evolution Quality Control Circle)を推進しています。

具体的には「トップがコミットする」「経営の重要課題と結びついたテーマを選定する」「柔軟なグループ編成を行う」「職制と一体となった活動を進める」「テーマに応じた改善・管理の進め方をする」「テーマに適した手法を活用する」「個人の能力開発との連携を強化する」「ノウハウの組織的な蓄積と活用をはかる」「経営から見た活動の総合的な評価を行い、将来の推進計画に活かす」といったことがあげられています。

こうしたねらいをもって小集団活動をしてきた企業もすくなくはないでしょう。なんのためにどのような活動をするかといった目的と手段をあらためて明確にしているものとみえます。

小集団活動の効果には、副次的には職場の連帯感が生まれたり、作業者が仕事に対して積極的になったりといったこともありそうです。日本の企業で根強く活動がつづくのは、企業がそうした利点を感じている部分があるからかもしれません。

参考資料
マネジメント用語集「小集団活動」
https://www.weblio.jp/content/小集団活動
日本科学技術連盟「進化したQCサークル活動(e-QCC)ビジョン」
https://www.juse.or.jp/business/qc/attachment/eQCC.pdf
日本科学技術連盟「進化した小集団活動(e-QCC)のモデル」
https://www.juse.or.jp/business/qc/attachment/eqcc_model.pdf
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