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「科学ジャーナリスト賞2018」安部康之さん「彼らは『儲かるからやる』と」
「科学ジャーナリスト賞2018」では、日本放送協会(NHK)政治・国際番組部ディレクターの安部康之さんと、同番組部チーフプロデューサーの相沢孝義さんにも「賞」が贈られました。テレビ番組「クローズアップ現代+」の2017年12月4日放送分「中国“再エネ”が日本を飲み込む!?」の番組に対してのものです。

安部さんによる受賞スピーチの一部抜粋です。


安部さん(左)その右横がもう一人の受賞者の相沢さん

「歴史と名誉のある賞をいただき、たいへん恐縮しています」

「僕は文系で、科学とはななか縁遠い人間でした。(中国の再生可能エネルギーという)このテーマに出会ったのは、昔の仲間との飲み会です。気象予報士が、『じつは中国の人が気象データを買いにくる。風力発電をやりたいんだよね、と』と言ったので、『それ、なに』となり企画を考えはじめました。私はNHKの福島放送局出身で、福島に行ったことや気象予報士の話を聞き、企画がふくらみ、番組まで行きつきました」

「中国に行き、再生可能エネルギーの現場や企業で取材をすると、善し悪しはべつにして、彼らは『儲かるからやるんだ』と言っています。『再生可能エネルギーには未来がある。いまは安い。なぜ選択しないんですか』と」

「この番組をつくって、いろいろな反響がありました。印象的なのは、聞いたところ、霞が関に衝撃が走ったという話です。送電線の系統の接続問題は、いろいろある問題のひとつと言われていましたが、すごく大事なことなのだと認識されるようになったのは、やりがいがあったと思います」

「私たちが勇気をもって一歩を踏み出せるかは、じつは3・11のときに私たちに突きつけられた宿題だったのではないでしょうか。いろいろな選択肢がありますが、以前のとおりのことをやっていて本当によいのか、真剣に考えなければいけないと思いながら、番組を制作してきました」

NHKクローズアップ現代2017年12月4日(月)放送分「中国“再エネ”が日本を飲み込む!?」の番組ページはこちらです。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4072/
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