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「科学ジャーナリスト賞2018」大賞に信濃毎日新聞社の小松恵永さん


日本科学技術ジャーナリスト会議はきょう(2018年)4月25日(水)、「科学ジャーナリスト賞2018」の受賞者と受賞作品を発表しました。「大賞」には、信濃毎日新聞社編集局 「つながりなおす」取材班代表の小松恵永さんが選ばれました。

科学ジャーナリスト賞は、科学技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果をあげた人を表彰するもの。2006年に始まり、今年2018年で13回目となります。

小松恵永さんには、信濃毎日新聞で2017年1月3日から6月29日まで続いた「つながりなおす 依存症社会」の連載に対して大賞が贈られました。贈呈理由は「薬物やギャンブル、アルコールなど様々な依存症に蝕まれる現代社会を幅広い取材に基づき多面的に捉えた秀逸なキャンペーン報道である」というもの。

また、「賞」が3組に対して贈られました。

ドキュメンタリー映画監督・プロデユーサーの佐々木芽生には、「おクジラさま ふたつの正義の物語」(集英社)の著作に対して。贈呈理由は「クジラやイルカ漁への国際的な批判に対し、関係者への直接的な取材に基づき、異なる文化に立脚する多様な視点を提供した好著である」というもの。

文筆家の川端裕人さんには、「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な『人類』たち」(講談社)の著作に対して。贈呈理由は「次々と新発見が続くアジアの多様な原人について、化石発掘現場などを丹念に取材し人類進化の謎を紹介した。知的な興奮を呼ぶ好著である」。

日本放送協会(NHK)報道局政経・国際番組部ディレクターの安部康之さんと、同 チーフ・プロデューサーの相沢孝義さんには、2017年12月14日に放送した「クローズアップ現代+『中国“再エネ”が日本を飲み込む !?』」の番組に対して。贈呈理由は「再生可能エネルギーの大量導入を進める中国の動向を紹介し、立ち遅れた日本の状況を浮き彫りにした。インパクトが大きく日本のエネルギー政策を考える材料を提供した」とあります。

そして、2018年の科学ジャーナリスト賞では「特別賞」が、理科ハウス館長の森裕美子さんに贈られました。世界一小さな科学館「理科ハウス」の設立・運営に対して、です。贈呈理由は「神奈川県逗子市の住宅地にある手作りの科学館。『身近な科学館』を目指した設立趣旨と地域コミュニティから親しまれている活動ぶりが総合的に評価された」とあります。

応募作品は、新聞5点、書籍・雑誌55点、映像25点、ウェブ・企画展示7点の計92作品が選考対象となりました。

贈呈式は2018年5月10日(木)東京・内幸町のプレンセンタービルでおこなわれます。

日本科学技術ジャーナリスト会議による「『科学ジャーナリスト賞2018』が決まりました」のお知らせはこちらです。
https://jastj.jp/#20180425
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