科学技術のアネクドート

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新幹線の網製もの入れ、考えてみれば“優れもの”


ふだんなにも意識することなく使っているものも、あらためて使い勝手を意識してみると、よくできた“優れもの”であると気づかされることがあります。

多くの人は、新幹線などの鉄道座席の背面にある「網製もの入れ」に対しても、「考えてみればよくできている」と感じるのではないでしょうか。

この網はゴムでできているため伸縮自在です。そのため、雑誌や新幹線の乗車券などの大きめの切符といった薄いものも、缶コーヒーやじゃがりこなどの丸みのあるものも収めておくことができます。

しかも、網であるため、このもの入れになにを入れてあるかが一目瞭然です。もし、これが網状でなく袋状のもの入れだったら、透明なものにしないかぎり入っているものがわからないでしょう。そうなると忘れものは多くなるでしょうし、また、ごみをそのまま置きざりされることも増えるのではないでしょうか。

掃除も、ほかの仕様だった場合を考えると楽そうです。袋状のもの入れだとすると、奥の角のあたりを布などで拭くのはたいへんそうです。網であれば、拭き逃す場所がなさそうです。

一時期、JR東日本の東北新幹線では、ゴム網の部分が“ゴム帯”になっていた時期があったようです。しっかり下側でものを支える機能がないため、ものを留めておく安定性は低かったでしょう。いまは、ゴム網のもの入れに戻っているようです。

さらに、JR東日本の新幹線の車種によっては、網製もの入れの左側に輪っか状のゴム紐もついているそう。これは、傘をくぐらせて留めておくためのもののようです。

網製もの入れのことを、「これはとても便利だ」などと噛みしめて使う人はあまりいないでしょう。逆に、「これは使いづらいな」などと不便を感じる人もあまりいないでしょう。なにも感じさせずに“そこにある”というのは、道具として優れている証拠ではないでしょうか。

参考資料
アイプラス店長 キューティー吉本の自由旅行「東北新幹線 はやぶさ はやて やまびこ なすの」
https://qt-yoshimoto.ai-plus.com/blog/archives/15953
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