科学技術のアネクドート

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「旦過スパイスカレーARATA」のドライキーマカレー――カレーまみれのアネクドート(108)


わりと大きな街には、表通りから横へと入る小路、つまり「横丁」があるものです。人がすれちがえるくらいの道幅ですから、グーグル車は入れません。

横丁といえば、バー、スナック・バー、寿司屋あたりが店の定番でしょうか。しかし、街によっては「カレー」を求める者が横丁に入っていくこともあります。

北九州市・魚町には「新旦(たんが)過飲食街」という横丁があります。紫川支流の川岸に店々のならぶ商店街「旦過市場」のすぐとなりにある小さな路地。市場の通りとちがって横丁に屋根はないものの、道が狭いため見あげる青空も狭い。「旦過」には、この街では市内にある宗玄寺のための宿の名に由来するとも、宿泊した旅人たちが旦つまり早朝に立ったことに由来するともいいます。

横丁の入口からかなり奥のほう、「旦過スパイスカレーARATA」が佇んでいます。ぱっと見でカレー店と見えないのは、横丁にカレー店というめずらしさがあるからでしょうか。

店内には、カウンターの6席のみ。木のいす、木の卓、木の床です。木製のギターも壁にかかっています。

つねに供しているカレーは、「ドライキーマカレー」「チキンカレー」「ブラックチキンカレー」の3種。客が品を頼むと、のれんの奥のほうから具材を炒める音が聞こえ、すぐのちに香ばしい香りがやってきます。

香辛料の揃えに自負があるのでしょう。卓には「スパイスの効果」と書かれた香辛料の一覧が。カルダモン、コリアンダー、しょうが、唐辛子、シナモン、フェンネル、クミン、ターメリック、胡椒、にんにく、クローブと連なっています。

「キーマカレー」は、ライスが隠れるくらいに、ひき肉とひよこ豆を和えたカレー、コリアンダー、パプリカ、漬けもの、それに卵が盛られています。

ひき肉ひとかたまりと、ひよこ豆ひとつがちょうどおなじくらいの大きさで、ふたつが合わさってキーマカレーとなっています。カレーの風味は、香辛料をふんだんに使っているとわかるほど豊か。

ティファニーの皿に盛られたすべての食材を混ぜてから食べる人もいれば、ライスと具材をひとさじずつ均衡よくすくって食べる人もいるもよう。

店は2017年に開業したのだそう。小倉の新たな名店に名のりをあげそうです。

「旦過スパイスカレーARATA」のフェイスブックページはこちら。
https://www.facebook.com/tangaspicecurryarata/
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