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往復したら「いち」「に」と声に出してみる

写真作者:ICTE-UQ

プールで水泳をする人のなかには、「自分が何メートル泳いだか」を把握することがちょっとした課題という人もいるかもしれません。

短水路とよばれるプールの長さは25メートル。長水路のほうは50メートル。ふつう、この25メートルか50メートルを行ったり来たりするわけです。短水路では1往復すれば50メートル、長水路では1往復で100メートルとなります。

ちょっとした課題となるのは、自分が何往復したかをつい忘れてしまうということ。といっても、まったく忘れてしまうわけではなく、「どっちだっけ」と迷う程度に忘れるということです。たとえば、5往復して250メートル泳いだのか、それとも4往復して200メートルしか泳いでいないのかが記憶のなかであいまいになってしまうというわけです。

とくに、「自分はかならず1500メートル泳ぐ」などと距離の目標を課している人にとっては、距離を把握しておくことは大切となります。

自分の泳いだ距離をいちいち把握しておくには、距離を数えることもふくめ、泳ぎに集中することが大切なのでしょう。しかし、泳者たちの経験話からすると、泳ぎながら考えごとをしていたり、となりのコースの人が気になったりしがちのもよう。すると「あれ250メートルだっけ、200メートルだっけ」となってしまうそうです。

ある泳者は、つぎのような方法を考えつき、実践しているといいます。

「1往復するたびに、『いち』『に』『さん』って声に出すんです。これで、距離がわからなくなることが減った気がしますね」

プールのなかで、何往復目であるのかを自分で発生するというわけです。おそらく、音として耳に入ってくるために、記憶に残りやすいのでしょう。

「ただし、一点だけ注意が必要」と、この泳者はつづけます。

「水中で発する声は、こもりがちですからね。近くで泳いでいる人におかしく聞こえて誤解されないようにしないと。『よん』と言ったのが『おい!』と聞こえたみたいで、私の前を泳いでいた人が、振りむいて『なにか言いましたか』と聞かれてしまったこともあったので」

できるだけ、人に聞こえないように、それでも声には出して、水のなかで自分の泳いだ距離を数える、ということが大切なようです。
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