科学技術のアネクドート

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禁煙表示板の下半分が謎めいている
公共施設には、さまざまな設備があります。それらの設備とは、たいてい、その施設を使う人の役に立つように設計されたもの。

しかし、そうした設備のなかには、「どういう意図で設計されたのだろう」と謎に感じるようなものもあるものです。



写真の中央にあるのは、都営地下鉄のある駅の階段おどり場の角に置かれた設備。ぱっと見、禁煙のピクトグラムに「構内は禁煙です。ご協力ください。No Smoking」と書かれていることから、禁煙を伝える表示であることは明らかです。

しかし、謎が残されます。この設備の下半分は、禁煙の表示とは関係なさそうな鏡張りになっているからです。

近づいてみると、明らかに下半分が鏡張りになっていることがわかります。この鏡は禁煙の表示板に10か所、釘が刺さるかたちで張られています。



駅のなかを見わたしてみると、おなじように禁煙の表示板の下半分が10か所の釘で刺さっている金属板を見ることができます。



しかし、こちらの金属板は、光をくっきりと反射させるものでなく、鏡の役割を果たしていません。



壁の角に設置された禁煙表示板の下半分は鏡のようなっていて、壁面に沿って設置された禁煙表示板の下半分は鏡のようにはなっていない。このふたつのちがいから、禁煙表示の下半分にはなにかの役割や意味がありそうだと考えるのがふつうでしょう。

この、禁煙表示板の下半分にはどのような役割があるのか。すぐに知る術は、駅員に聞くことです。しかし、その駅員は「ちょっとわからないですね。姿見に使われるということではないでしょうかね」と自信なさげ。もし、姿見であるのなら、身をかがめなければ見られないような位置には鏡を置きますまい。

この謎の鏡はなんなのか。意味があるのか。その答えは、このブログでいつか伝えることになるでしょう。
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