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合唱コンクールの定番曲、25年前とは大きく変化


中学校や高校などでの行事といえば、体育祭、文化祭、修学旅行、遠足などが主だったところです。しかし、なかには「合唱コンクール」をがんばったという思い出をもっている人も炒るのではないでしょうか。

学年に複数の学級がある学校では、たいてい学級がチームとなります。そして、学校側が指定した課題曲と、その学級が選んだ自由曲の2曲を合唱します。

25年ほど前、つまり1990年前半ごろの合唱コンクールの定番曲といえば、館蓬莱作詞、黒澤吉徳作曲の「空駆ける天馬」、岩谷時子作詞、冨田勲作曲の「ともしびを高くかかげて」、あるいは岩河三郎作詞、チェコ人のベドルジハ・スメタナ作曲の『モルダウ』あたりだったでしょうか。

課題曲の位置づけは、いわばフィギアスケートでいうところのショートプログラムといったところ。どの学級も決められたおなじ楽曲で合唱するので、さほどその学級の個性が出ることもなく、やや地味めに思われがちかもしれません。

花形は、自由曲でしょう。その学級の特色や個性があらわれやすく、「この曲を自分たちが選んだんだ」と誇りをもつことができます。ただし、なかには合唱曲の範囲から逸れて、そのときに流行っている歌謡曲を自由曲に選び、審査する音楽の先生から総すかんを食ってしまう学級などもありますが。

流行りの歌謡曲でなくても、25年も経てば合唱曲の定番は変わってくるもののようです。

教員になることを志望する学生に向けたサイト「教員ステーション」では、2015年3月に「合唱コンクール定番曲ランキング!あなたの好きなあの曲は?」という記事を出しています。順位は、ユーチューブの視聴回数をもとに作成したものとのこと。下記の順位となっています。

第1位は「時の旅人」。深田じゅんこ作詞、橋本祥路作曲。1990年に発表された合唱曲といいます。

第2位は「YELL」。水野良樹作詞・作曲。水野良樹さんは、音楽グループ「いきものがかり」のリーダー。J-POPを代表する音楽グループが歌っている楽曲です。これも時代というものでしょうか。2009年の発表ですので比較的、新しい曲といえます。

第3位は「旅立ちの日に」。小嶋登作詞、坂本浩美(現・高橋浩美)作曲。このふたりは埼玉県秩父市立影森中学校の校長先生と音楽教諭でした。1991年につくられました。2007年にNTT東日本のテレビ・コマーシャル・メッセージとして使われました。それにより知っている人もいるのではないでしょうか。

第4位は「虹」。森山直太朗と御徒町凧の作詞・作曲。森山さんも、日本を代表するシンガーソングライターです。御徒町さんは、森山さんの作詞共作者。

そして第5位は「大地讃頌」。大木惇夫作詞、佐藤眞作曲。「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』」の終曲という位置づけです。25年前の合唱コンコンクール“現役生”にとっては、この楽曲こそが定番と思う人も多そうです。長年にわたり定番として歌われつづけているのには、やはり楽曲に優れている点があるということなのでしょう。

ユーチューブでの視聴回数を参考にした上位5曲であるため、実際に学校のコンクールで合唱されている楽曲の傾向とは異なる点もあることでしょう。しかし、第1位の「時空の旅人」や第3位の「旅立ちの日に」などは、25年前ごろにつくられた楽曲が、着実に評価されていき、定番曲にまで登りつめたといえるのかもしれません。

ほとんどの合唱曲が、インターネットでなんらかの方法で聴ける時代。合唱コンクールで取り組んだ楽曲をひさびさに聴いて、学校に通っていた当時を懐かしむのもまた一興です。

参考資料
教員ステーション 2015年3月5日付「合唱コンクール定番曲ランキング!あなたの好きなあの曲は?」
http://www.kyoushi.jp/entries/3071
ウィキペディア「時空の旅人」
https://ja.wikipedia.org/wiki/時の旅人
ウィキペディア「旅立ちの日に」
https://ja.wikipedia.org/wiki/旅立ちの日に
ウィキペディア「大地讃頌」
https://ja.wikipedia.org/wiki/大地讃頌
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