科学技術のアネクドート

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「スパイスチャンバー」のキーマカレー(辛)――カレーまみれのアネクドート(95)


「キーマ」はヒンディー語で「細かいもの」の意味だそうです。ひき肉をそぼろのように炒って細かい具にし、ルゥの水気を飛ばしたカレーが「キーマカレー」です。

キーマカレーというと、関東近辺では「カフェハイチ」や「パク森」のように、食べてからじわじわと辛さが伝わってくるカレーが多いかもしれません。それらは、全体の味としては「まぁまぁ辛い」といったところになるでしょうか。

いっぽう京都には「(辛)」を標榜するキーマカレーがあります。四条烏丸の南西、白楽天町にある「スパイスチャンバー」のキーマカレーです。

雑居ビルの1階。間口は狭く奥ゆきは深いかまえ。そして、店の前には、黒い背景に黄色で、縦に「カレー」と書かれた看板が置かれています。「カレー」の書体は、払いや跳ねがとがっていて刺激的な印象です。

べつの小さな黒板には「キーマカレー(辛)」の文字。もともとこの店には、キーマカレーのほか「三代目チキンカレー」という品もあるようです。チキンカレーよりキーマカレーのほうが辛いので「キーマカレー(辛)」と強調していたものの、いまチキンカレーのほうは出していないため、「キーマカレー(辛)」のみが黒板に書かれているといった経緯のようです。

店内は、7席のカウンター席と厨房が向かいあうかたち。厨房側の壁には30種類以上の香辛料を入れた容器が並んでいます。そして、外の室町通に面するところにはキーマカレーのルゥが入った寸胴、そしてふたつの焜炉にフライパンがひとつずつ。注文を受けてから、あらためて寸胴に入ったルゥをフライパンで炒めて、水分を飛ばしたり味を仕上げているようです。

キーマカレーの味は「(辛)」とあるように、カレー店で出されるキーマカレーとしては相当に辛いほう。食べた瞬間の辛さと、食べたあとにじわじわくる辛さと、両方が混在しています。添えものでかならず出されるニンジンとキャベツの酢漬けが、舌で感じる辛さをいくぶん和らげます。

ひき肉以外の具で特徴的なのは、梅干しがひとつ添えられていること。この梅干しをどのタイミングで食べるかは客によりけりのようです。ほかに細切りにした緑のピーマンと赤のパプリカが彩りを増やします。

カレーや添えものが来るまえに出される水の容器は大きめ。これも客が辛いキーマカレーを食べるうえでの店側の心くばりといえそうです。

「スパイスチャンバー」のホームページはこちら。
http://spicechamber.com
「スパイスチャンバー」の食べログ情報はこちらです。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26015938/
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