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「放送とネットのあり方を実験」に成果を出し「ケータイ大喜利」最終回へ


NHKのテレビ番組「着信御礼!ケータイ大喜利」が、4月9日(日)未明の放送で最終回を迎えます。3月12日(日)未明の放送で、告知されました。

毎回、番組では「お題」が出され、それに対して視聴者が、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末などから「答え」を送信します。たとえば、タレントの山下真司さんがゲストで登場した回では、「通販番組にて。山下真司さん、ちゃんとしてください!何と言った?」というお題に対して、「俺は店で買わないと不安だな」といった答えが視聴者から寄せられました。

地上波の全国放送であるゆえ、多くの視聴者がおり、毎回の答えの数は数十万通にもなっていました。

生放送で、これだけの答えの数をさばききるシステムは注目に値するものでした。NHKもこの番組を「放送とインターネットの融合のあり方を実験する番組」と位置づけてきたそうです。視聴者は、答えがつぎつぎと読みあげられるのをあたりまえに受けとめて見ていました。「エラーがないのがあたりまえ」という状況をずっと保ってきたわけです。

ただし、ごくまれには「エラー」も起きていました。答を選ぶ役の千原ジュニアさんが選んだ答と、べつの場所で答を読みあげるゲストのラッパーが読んだ答がべつのものとなってしまったという例です。画面に映された答と音声で伝えられた答がちがってしまい、やり直しも利かず、大きな“ハプニング”となってしまいます。

しかし、こうした「エラー」が起きる率は、おそらく相当に抑えこまれていることでしょう。おなじような内容の番組を、たとえばこの番組以外の制作体制でおこなったとしたら、これほどの「エラー」のすくなさは実現できていたことか……。

番組が始まったのは2005年1月。当時はiPhoneもAndroidも世にありませんでした。しかし、放送開始から10年以上が経ち、もはや「着信」や「ケータイ」といったことばも、すこし前の時代のものと化してきています。

「放送とインターネットの融合のあり方を実験する番組」というのが大きな目的であるとすれば、この番組は、実験で一定の成果を出して、役割をまっとうしたといえるのかもしれません。

最終回は4月9日(日)未明の0時5分から、生放送でおこなわれます。

NHK「着信御礼!ケータイ大喜利」のサイトはこちらです。
http://www.nhk.or.jp/o-giri/

参考資料
NHK 着信御礼!ケータイ大喜利「第293回放送(平成29年3月11日)の作品」
http://www.nhk.or.jp/o-giri/sakuhin/index.html
ウィキペディア「着信御礼!ケータイ大喜利」
https://ja.wikipedia.org/wiki/着信御礼!ケータイ大喜利
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