科学技術のアネクドート

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「エフィッシュ」のオクラと豆のカレーライス――カレーまみれのアネクドート(89)


飲みものだけでなく食べものもそれなりに揃えているカフェにとって、「カレー」を献立から外すということは相当に大きなことではないでしょうか。とはいえ、カフェはカレー店ではないので、それほど種類を充実させなくてもよいのかもしれません。

そんなカフェでカレーを一品、出すとすれば、どのようなカレーになるのでしょう。

鶏肉のカレーや豚肉のカレーといった、日本での王道的カレーを出すカフェもあるでしょう。しかし、それはどちらかというと「喫茶店」とよぶにふさわしいお店かもしれません。

いっぽう、小洒落た印象を醸すカフェには、ちょっと趣向を凝らしたカレーがにあっています。

京都の木屋町通り五条下る西橋詰町にある「エフィッシュ」は、ものの話によると、アップルコンピュータの製品意匠家だった人物が所有するカフェ。店の印として看板などに使っている“黒猫が魚のことを思う”意匠などもふふっとほくそ笑ませます。

献立表の食べもの欄には「ベーコンとトマトとレタスサンド」「ベジタリアンタコライス」「香草風味のローストチキン」などが並びます。そしてカレーも一品。そのカレーとは「オクラと豆のカレーライス」。

受け皿と皿が一体化したような不思議な意匠の丸皿のなかに、ライスもまた丸く盛られ、そのまわりにカレールゥがたっぷりとかけられています。

見た目を印象づけるのは、桃色に染められた添えもの。キャベツのようです。白と黄からなる一皿の世界に、ひときわ目立っています。

しかし、このカレーでの主役はやはり名前にある「オクラ」と「豆」ではないでしょうか。このカレーが「チキンのカレーライス」あるいは「ビーフのカレーライス」としたら、カフェの雰囲気との均衡や調和は、あるいは崩れていたかもしれません。

なお、オクラも豆も、どちらも量たっぷりにルゥのなかに入っています。そして歯ざわりもしっかりしています。

店の窓から見えるのは鴨川と五条大橋。そして、店のなかには販売もしている食器や料理器具などの数々。そして客はくつろぎたい京都の人たち。小洒落た印象のカフェに「オクラと豆のカレーライス」は食器も味も。ともににあっています。

「エフィッシュ」のホームページはこちらです。やはり小洒落ています。
http://www.shinproducts.com/efish/index.php

参考資料
Gigazine 2015年2月23日付「元Appleデザイナーがオーナーの京都のカフェ『efish』に行ってみました」
http://gigazine.net/news/20150223-ex-apple-designer-cafe-efish/
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