科学技術のアネクドート

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「キッチン南海 神保町店」のカツカレー――カレーまみれのアネクドート(87)


東京・神保町の老舗洋食店「キッチン南海 神保町店」のカレーライスについては、この「カレーまみれのアネクドート」の第22回でとりあげました。ルゥがソースの色のように黒光りしているのが、キッチン南海のカレーライスの特徴です。

キッチン南海の献立には、おもに、しょうが焼きと揚げもののくみあわせを基本とした洋食系の料理と、カレーを基本とした料理とがあります。

カレー系の料理には、もっとも基本的といえるカレーライスよりも注文数が多いのではないかと考えられる料理があります。カツカレーです。「食べログ」にも、「カツカレー(1番人気)」とあります。店員が書きこんだのではないでしょうが。

カツには7割から9割ほどの面積であらかじめルゥがかかっています。残りのルゥのかかっていないカツの部分をそのまま食べてさくさく感を味わうか、残りの部分もルゥに浸して食べるかは客によりけり。半分ぐらいはそのままさくさく食べて、もう半分ぐらいはルゥに浸して食べるという客もいることでしょう。

カレーライスは、皿のうえにライスとルゥがよそわれる単純なものですが、カツカレーのほうはそれにトンカツが加わるのはもちろんのこと、カツの脇に千切りのキャベツもそえられています。

このカツカレーの主役はカツまたはルゥでしょうが、千切りのキャベツはこれらの主役たちのあいだをとりもつ脇役としての存在意義をもっています。カツ、ルゥ、そしてライスとともにキャベツをまぜこぜにして食べると、キャベツの作用によってどこか“やわらかみ”が増していきます。

カレーライスよりもよく注文されるカツカレー。値段がカレーライス500円にくらべてカツカレー650円とお得感があることもさりながら、それぞれの具材の“和”を愛でて、ふたたびカツカレーを食べたくなる客も多いのではないでしょうか。

キッチン南海神保町店の食べログ情報はこちらでどうぞ。
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000612/
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