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「ディラン」のチキンカレー――カレーまみれのアネクドート(73)


東京の中心部、神田駿河台から神田神保町にかけてはカレー店の集中する“日本のカレーのメッカ”といえる地です。ボンディ、エチオピア、共栄堂などのむかしからの名店が日々、人びとにカレーを供しています。

いっぽうで、新しい店のなかにも、評判になるカレーを供するところがあります。

本郷通りと明大通りのあいだ、ゆるやかな坂の途中の通りぞい、大学や公共施設が立ちならぶ街の一角には、2003年に創業したカレー店「ディラン」があります。

店は雑居ビルの急な階段の2階。建物を見あげると、カレーという食べものの強烈さとは逆行するように、細い字で「ディラン」と記された看板があります。2階への階段は急で、昼どきともなると手すりにつかまりながら座るばんを待っている客が客が行列をつくります。

店内は、奥の一角にテーブル席があるほかは、すべてカウンター席。カウンターに接するように厨房があります。店主はカレー料理の好きそうな背の高い男性。真剣にカレーをつくっています。

「本日のランチ」と書かれたカレーの献立表には、「チキンカレー」と、その日に用意したカレー2種。「ハーフ&ハーフ」もあります。

いちばん上に書かれてあるのは「チキンカレー」。客が頼むと、店主は大鍋に煮こまれているチキンカレーを、さらに小鍋に移して、火をかけて温め、ライスによそいます。

ルゥはあっさりめ。しかし、多様なスパイスがルゥのなかに入っていることが舌をつうじてわかります。具のほうは、ごろごろとした鶏肉。なかには骨つきのものもあります。そして、半分溶けかかった玉ねぎも見られます。アクセントはパクチー。独特な風味で、好き嫌い分かれるところですが、カレーの風味に似あった味になっています。

メーカーやチェーン店が供するカレーは、とろみがあって、どこか“できあがった”感があります。いっぽう、ディランのカレーは手づくり感があり、それとともによく考えられていることを感じさせます。

どこのカレー店にもないようカレーの味が追いもとめられています。その風味が再訪客や口コミによる評判をよんでいるのでしょう。

ディランの食べログ情報はこちらです。
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13158580
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