科学技術のアネクドート

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「クローブ」の丸ごと玉ねぎを使ったスパイシーカレー――カレーまみれのアネクドート(61)


東京・新宿三丁目は、神保町ほどではないものの、なかなかのカレー激戦地です。

新宿通り沿いには、日本におけるインドカレー発祥の店「新宿中村屋」があります。その道の向かい側には、食べ放題の献立もある「サラムート」。ほかにも、「印度屋」「グランドダージリン」といったカレー屋があり、また、ロールキャベツで有名な「アカシア」にもしっかりカレーの料理はあります。

新宿通り沿い、紀伊國屋書店新宿本店のビルの地下には、地下鉄の丸ノ内線の駅などに通じる地下商店街があります。この通路では、カツカレーなどを出す「モンスナック」がもっぱら有名ですが、カレー店はそれだけではありません。

2011年11月、「クローブ」というカレー専門店が開店しました。せまい地下街のせまい店。席はカウンター席がほとんどです。

この店は、香辛料で勝負をする店とみえます。店長が、せまい厨房で、注文ごとに鍋に火を入れ、ていねいにカレーを作りこんでいます。

多くの客が注文するのが、「丸ごと玉ねぎを使ったスパイシーカレー」。値段もいちばん安く、これが定番のようです。

細かくした玉ねぎを炒めつづけて、香辛料の豊富なルゥと渾然一体化させているのでしょう。玉ねぎの跡形はありません。

カレーには、さまざまな辛さの質があります。甘さを感じさせておきながら、あとからじわじわと辛さが増してくるよう味もあります。

では「スパイシーカレー」の辛さはというと、直接的。舌がルゥと触れあった直後から、香辛料の刺激的な味が訪れます。ルゥに溶けこんだ玉ねぎが、その辛さを中和させているのかもしれません。スープのように緩めのぽたぽたしたルゥです。

献立表にはほかに、「ラム肉仕立てのオニオンカレー」「ホクホクひよこ豆のキーマ」「いろどり野菜を食べるカレー」。カレー専門店だからあたりまえですが、カレーで勝負をしていることを感じさせる献立です。

伝統的なカレー、食べ放題のカレー、大衆的なカレーとさまざまな特徴を売りにする新宿三丁目のカレー店。そのなかで、クローブは味へのこだわりと料理のていねいさで勝負しているようです。

クローブの食べログ情報はこちら。
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13135095/

ちなみに、クローブが開店する前、ここに「ニューながい」という店がありましたが、この店もカレースタンドでした。カレー店のあとはまたカレー店というわけです。
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