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「カフェ百番や」の金沢カレー――カレーまみれのアネクドート(59)


カレー食文化が日本で深化したことを示すものに「ご当地カレー」があります。ある地域でだれかが始めたカレーの食べかたが地元で定着し、おなじような献立のカレーを出す店がいくつもあらわれ、カレーに地名が冠されるといった現象が全国各地で見られます。

石川県金沢市でよく食べられているご当地カレーは、「金沢カレー」あるいは「ブラックカレー」とよばれています。よび名のとおり、ルウの黒さがなによりの特徴です。

JR金沢駅にあるショッピングモール「金沢百番街」の「カフェ百番や」でも、一番のおすすめとしているのが写真の「金沢カレー」です。

カレーの黒さは、何種類もの香辛料で何日も煮込んだ結果のよう。はじめて食べる人は、辛さよりもコクのほうを、カレーの味として受けとめることでしょう。旨み、甘み、苦みが渾然一体となっています。

店員は「キャベツを混ぜてお食べくださいね」と言います。千キャベツが乗っているのも金沢カレーの特徴で、当店は「ごはんと濃厚なカレールーとのバランスを保つ為では」と見ています。

金沢カレーの特徴のひとつになっている先割れスプーンで、ルゥとライス、さらに千キャベツを混ぜます。しかし、ルゥのとろみとライスの粘り気が強く、なかなか混ざりません。カレー全体が、ねっとりとしています。

金沢カレーの特徴はほかにもあります。器はシルバー楕円皿。ルゥを全体にかけて、白いライスが見えないように盛りつける、など。

この店の店員が聞くところでは、金沢駅前の食堂ではたらいていたシェフたちが、自分の店をもちはじめたとき、修行先で学んだカレーを出しはじめたのが、「金沢カレー」の原点ではないかとのこと。

金沢カレーは有名チェーン店の東京での営業などにより金沢以外でも浸透中です。2014年3月の北陸新幹線開業後は、全国から金沢にやってきた人たちが、「金沢カレー」の存在を知ることになるでしょう。

駅についたらすぐに食べられる金沢カレーは「カフェ百番や」の金沢カレー。お店のホームページはこちらです。
http://www.100banya.com/cafe.html
「カフェ百番や」の食べログ情報はこちらです。
http://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17008157/
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