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「オーベルジーヌ」のチキンカレー――カレーまみれのアネクドート(43)


「宅配の料理」というと、レストランで給仕される料理よりも味がいくぶん落ちる印象を抱く人はいるでしょう。

しかし、世の中には例外はあるもの。東京・四谷に本店を構える欧風カレーの店「オーベルジーヌ」のカレーは、人びとの先入観をよい意味で裏ぎります。

「オーベルジーヌ」は「宅配専門欧風カレー」。以前は店内営業でカレーを給仕していたようですが、いまは宅配と持ち帰りのみとなっています。

宅配の献立は、ビーフ、ポーク、チキン、チーズ、海老、野菜などとオーソドックス。辛さは、お子様口、甘口、中辛、辛口と4段階。こちらもオーソドックスです。

宅配でチキンを頼むと、届けられるのは、大小ふたつの白いポリ容器に入った食材。大きいほうのふたを開けると、チーズの乗ったライスとじゃがいもが。小さいほうのふたは透明になっていて、カレーのルゥが見えます。こちらも開けると、純粋にスパイシーな香りが鼻に届いてきます。

ルゥの中で目立つのは鶏肉です。おとなの男性が一口で食べられるか食べられないかといったぐらいのごろごろさ加減があります。これを割るスプーンが、おなじく届けられたプラスチックのスプーンであるのは宅配ゆえしかたありますまい。

多くの人が抱くであろう感動的体験は、その後にやってきます。食べはじめは、どことなく甘い味覚ではじまりながら、その後、じわりじわりとした辛さが舌を上回っていき、奥深きスパイシーな味が口のなかを支配するようになります。

甘さから始まり、辛さが後からじわりじわりとやってくるのは、甘さが味覚であるのに対して、辛さが痛覚である証し。この感覚のちがいが醸しだす風味を、見事なまでにオーベルジーヌのカレーは実現させています。

「宅配のカレーでよくぞこの味まで出したものだ」。多くの人を唸らせるカレーです。

「欧風カレー オーベルジーヌ」のホームページはこちらです。宅配、持ち帰りのほか、通信販売もしています。四谷本店のほか、都内に三田店、銀座店もあります。
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