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「新川デリー」のカシミールカレー――カレーまみれのアネクドート(37)


東京・中央区の永代通りを日本橋から東に進んでいくと、地下鉄茅場町駅と門前仲町駅のあいだに、新川という埋立地の小島があります。さらに進むと青い光でライトアップされた永代橋。でも、橋は渡らずに道を南へ折れて徒歩5分。「新川デリー」が街なかのビル1階にたたずんでいます。

東京のカレー屋で「デリー」といえば、ルウの茶色さと辛さで有名な「カシミールカレー」を出す、湯島や銀座の「デリー」がよく知られています。

新川にある「新川デリー」は、銀座デリーの元店長だった浅野秀夫さんが独立して開いたお店。名前に「デリー」とあるように、“のれんわけ”をした店で、皿にも湯島や銀座のデリーのロゴマークが入っています。

新川デリーの献立表にも、「カシミールカレー」「コルマカレー」「インドカレー」と、湯島や銀座のデリーとおなじ料理名が見られます。すると、湯島や銀座のデリーをよく訪れる客は、新川デリーの味とくらべてしまうもの。

たとえば、辛さ五つ星の「カシミールカレー」。ルウとライスがべつべつに出されてくるのは湯島のデリーといっしょです。

いっぽう、わずかながらのちがいもあります。新川デリーでは、びんのなかに入ったチーズが添えものとして出されます。湯島や銀座にも出されるピクルスと味付けたまねぎはいっしょ。

カレーの具のほうは、新川デリーのほうがじゃがいもがすこし小ぶりのようではありますが、大きな鶏肉が三つ入っているのはかわりありません。

残るはルウの味。新川デリーのほうが湯島のデリーより若干、辛さが抑えられています。また、バターが多く使われているのでしょう。“丸まった味”を出しています。「辛くて食べるのがたいへん」といったまでではありません。

ただし、新川デリーには、辛さ五つ星の「カシミールカレー」の上をゆく、辛さ五つ星のさらに3倍の「ストロングカシミールカレー」や、辛さ五つ星に「?」が加わった「ハバネロカシミールカレー」も、限定メニューとして食べることができます。辛さの極みは、これら限定カレーに譲ったとも考えられます。

新川デリーのカレーの味こそ、「デリー」のカレーの本来の味と評する人もいるくらい。デリー初期の味は、東京の小島の店で受け継がれているわけです。

新川デリーのホームページはこちら。
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