科学技術のアネクドート

<< 死刑囚からの臓器提供、日本では行なわれず | main | 過大評価と過小評価のバイアスにわけあり >>
「たいめいけん」のカレーライス――カレーまみれのアネクドート(36)


東京・日本橋には、橋を中心に、三越、高島屋、太樓總本鋪、山本山などの、古くから続いている店が多くあります。

洋食屋の「たいめいけん」も、そのひとつ。1931(昭和6)年、料理人の茂出木心護が中央区新川の地に「泰明軒」という洋食屋を開いたあと、1948(昭和23)年、日本橋に店を移し名も「たいめいけん」と改めました。

以降、ビジネス街ではたらく人びとの胃袋を満たしつづけてきました。昼11時45分にもなると、店の前では行列ができ始めます。そして、客で満たされた店のなかでは、ウェイトレスがせっせかと注文をとったり、料理を運んだりしています。

ここは洋食屋。もちろん、メニューの中には、「カレーライス」があります。各50円という破格の値段のコールスローやボルシチとともにカレーライスを頼む人も多いもよう。

ウェイトレスに注文をしてから5分。出されるカレーライスは、「カレーライス」というよりむしろ「ライスカレー」とよぶにふさわしいような、古風なカレーです。

肉は、東日本でよく使われてきたポーク。そしてルゥは、小麦粉が多く使われたもので、“とろとろ”というより“ぽとぽと”としています。そして、カレー専門店などで食べるカレーに比べると、辛くもありません。

たいめいけんのカレーライスは、インドカレーとは遠く離れ、英国カレーとも一線を画す、まさしく「日本のカレー」といえます。

たいめいけんのホームページはこちら。
| - | 23:59 | comments(0) | -
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
SPONSORED LINKS
RECOMMEND
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで (JUGEMレビュー »)
サイモン シン, Simon Singh, 青木 薫
数学の大難問「フェルマーの最終定理」が世に出されてから解決にいたるまでの350年。数々の数学者の激闘を追ったノンフィクション。
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
amazon.co.jp
Billboard by Google
モバイル
qrcode
PROFILE