科学技術のアネクドート

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「八木カレー」のオリジナルベースインドカレー激辛――カレーまみれのアネクドート(31)

熊本の中心街から路面電車で10分。蔚山町という電停でおりて5分歩くと、古城町という街に「八木カレー」があります。

熊本城の高台のふもとの街の一角、白塗りの壁の2階建てのたてものの1階がお店です。おもてから見ると、カウンター数席の小さな店内に見えます。でも、入ってみると奥行きがありテーブル席があるとわかります。

“激辛カレー”で知られる店。品書きの黒板が壁に掲げられてあります。オリジナルベースとココナッツベース、インドカレーとエッグカレーとマトンカレーなど、そして、マイルドと中辛と辛口と激辛の各種からカレーを選びます。

オリジナルベースのインドカレーの激辛が、奥の厨房で主人によってつくられ出てきます。大海に浮かぶ孤島のように、ライスがこんもりと盛られ、ルゥにひたされています。

見た目がまっ赤というわけではありません。しかし、茶色いルゥには、辛さのもとになる香辛料のちいさなつぶつぶが多く入っています。ライスも鬱金で黄色くしただけでなく、カレー粉をまぶしてカレーピラフのようにしているようです。

激辛カレーのワンスプーン目。

ほんの3秒も経たぬうちに、実直なまでの辛さが舌から脳に伝わります。

辛さには「じわじわと来る」とか「辛うまい」といった表現がよく使われるもの。しかし、この激辛カレーはそんなものではありません。はじめから辛い、「剥きだしの辛さ」です。

辛いカレーでは、いっときのオアシスとなるのが具。じゃがいもや鶏肉などを食べることで、いっときだけ辛さから遠ざかることができます。

このカレーの具は、じゃがいも、かぼちゃ、えのきだけ、かいわれ、おくら、まめ、などなど。あまりに激辛のため、これらの具がオアシスにはなりません。むしろ、具に残る熱さが、辛さを助長させて、よけいに辛いほどです。

頼れるものは、たまねぎの酢漬けと水ぐらい。食べるたびに汗と鼻水がでてきます。

それでも、まったく歯が立たないわけではありません。

登れないと思えるような高い山も、一歩ずつを積みかさねていけば、頂にたどりつけるもの。辛くて食べきれないと思えるカレーも、ワンスプーンずつを積みかさねていけば、完食にたどりつきます。半分、苦行ですが……。

食べている最中は「激辛にするのではなかった」と思っても、食べてから幾日もたつと「食べに行こう」と思わせるのがカレー。この店には再訪客が多いもようです。

八木カレーの食べログ情報はこちらです。
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