科学技術のアネクドート

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「クレプスキュール・カフェ」のビーフカレー――カレーまみれのアネクドート(29)


図書館や博物館などの公共施設の食堂にあるカレーというと、「メニューにないとなんなので、用意してある」といったものも多くありました。

しかし、図書館や博物館がこじゃれた屋内テーマパークのように変化していくにつれ、合わせるように「食堂」は「カフェ」へ、「ライスカレー」も「カリーライス」へと変わっていくのかもしれません。

展覧会で美術作品を味わったあとはカフェへ。せんだいメディアテーク1階多目的空間の一角にあるのが「クレプスキュール・カフェ」です。

このカフェは、ベルギービールやベルギー料理が味わえる店として東京に展開する「ブラッセルズ」が運営するもの。奥のバーカウンターで店員が食べものや飲みものをきりもりし、客はテーブル席で食べたり飲んだりします。

公共施設に定番のカレーももちろん、あり。楕円形の白い皿にライスが半分、カレーが半分盛られたビーフカレーです。

特徴はルーの辛さにあり。

カレー専門店の辛いカレーにくらべれば辛くはありませんが、それでも辛いカレーの部類に入るもの。口に入れたときからストレートな刺激が伝わってきます。食べていると、だんだんと額に汗がにじんでくる辛さです。

カフェの“場所”もべつの味をそえます。せんだいメディアテーク1階の天井高は7メートル。その一角にあるカフェで、開放感にひたることができます。遠くの大きな界が作品を眺めながらのひととき。

公共施設のカレーが、かつてあまり辛くなかったのは、子どもが食べても辛すぎると感じないようにするための配慮もあったのでしょう。

しかし、自治体が企業などに公共施設の運営を委託する指定管理者制度も始まってから年数がたち、大人むけなどのコンセプトをもった館も定着化しました。この変化がカレーの味にもたらす影響もすくなくなさそうです。

クレプスキュール・カフェのホームページはこちら。
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