2009.11.03 Tuesday
予算編成という名の駆け引き

ここのところ、政治報道では予算をめぐる記事やニュースが多くなっています。臨時国会では、委員会の“花形”とされる予算委員会も始まりました。
あらためて、国の予算の立て方を見ていきましょう。
通例8月末に文部科学省や国土交通省などの各省庁が財務大臣に、その省庁としての予算の見積もりを提出します。この見積もりは「概算要求」とよばれます。今年は麻生政権から鳩山政権への政権交代もあり、概算要求が政権移行前と後で2回出される異例の事態となりました。
概算要求を受けた財務省は、各省庁の見積もりを取りまとめ、9月上旬に閣議に報告をします。その後、12月まで各省庁から概算要求の内容説明を受けるなどして、それぞれの見積もり項目の経費を査定します。財務省は、閣議提出を経て「検討の結果、おたくの省の予算はこうしたいと思います」と、概算査定案を出します。
これに対し、各省庁は「ちょっと待ってください。この部分はゆずれませんよ」などと、財務省に再び詰め寄ります。これが「復活折衝」。何度もやりとりをして、予算案を固めていくのです。
予算には「本予算」と「補正予算」の2種類があります。年度の当初に国会に提出される予算が「本予算」。いっぽう、本予算成立後、新たに生じた事情でとくに必要になった予算が「補正予算」。今年は不況の深刻化により、麻生政権で15兆円台の補正予算が組まれることになりました。
これに噛みついたのが鳩山新政権。補正予算には無駄が多いとして、約3兆円を削り、補正予算を組みなおしました。
その鳩山政権も来年度予算は、過去最高の100兆円前後となる見通しです。
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