科学技術のアネクドート

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グリコ「リー」の2009年スペシャルバージョン――カレーまみれのアネクドート(15)


市販カレーのマニアにとって、グリコのカレー「リー」のスペシャルバージョンの販売は、毎年の夏の楽しみになっているようです。

レギュラー品の「リー」は「辛さ×10倍」を売りにしています。いっぽう「スペシャルバージョン」は「辛さ×20倍」や「×30倍」が売り。そして、毎年、香辛料の中味が変わります。

ここ1、2年は「辛さ×30倍」を基本に、さらに「辛さ増強ソース」を加えることにより「×45倍」まで、辛さを上げることができるような仕様にしています。

昨2008年は、菓子製造業トー鳩のスナック菓子でもおなじみになった香辛料「ジョロキア」が増強ソースに入っていました。

そして今年2009年のスペシャルバージョンは、“ピメンタ・デ・シェイロ”という激辛唐辛子が入っています。

謎めいた名前のピメンタ・デ・シェイロですが、同社は「アマゾン特有の唐辛子。ブラジル北部が産地。小指くらいの小粒の形で、一般的な唐辛子(天鷹唐辛子)の約3.3倍の辛さ」と説明。

カレールウの「辛さ×30倍」に、この増強ソースの「辛さ×15倍」が追加されて「辛さ×45倍」になるわけです。

「辛さ×30倍」のカレールウは、色がくすんだ茶色。味は後からじわじわと辛くなってくる典型的なものです。その辛さは、ほかの味の成分よりもはるかに直接的に舌に訴えかけ、そして、カレー店の激辛カレーよりも早く去っていきます。

さらに、増強ソースをふりかけると、質の異なる辛さが加えられることに。ピメンタ・デ・シェイロは「黄色く丸みのある実は芳香を放つのが特長」(グリコのホームページより)。“濃い辛さ”が伝わってきます。

さながら、辛いカレーを売りにするカレー店のカレーの辛さ。かつて、レトルトカレーは激辛を謳っても、老若男女が家で食べることをメーカーが考えてか、その実が伴わないことがありました。しかし、時代はかわってきました。本当に辛いカレーが市販のレトルトカレーで食べられる、本格的な時代になってきたといえましょう。

商品の変遷も見ることができる、グリコ「リー」のホームページはこちら。
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